連休中の中国で「三密」警戒の動き、黒龍江省で一部飲食店に対し営業停止令

羊肉などのしゃぶしゃぶ料理

中国メディアの封面新聞によると、黒龍江省のハルビン市と牡丹江市当局は2日付で、市内の一部飲食店に対して、3日午前0時から営業を停止するよう命じた。同省では4月に飲食店での会食がきっかけとなり、病院での院内感染が広がって、これまでの89人の感染が確認された事例がある。中国では5月1日から5日までがメーデーに伴う連休で、多くの行楽地に人々が殺到しているという。

ハルビン市当局は市内の焼肉、しゃぶしゃぶ、鍋料理を提供する店に対して、営業停止を命じた。営業の許可は、感染症の発生状況を見て判断するという。牡丹江市も、焼肉や鍋などを提供する営業を停止させた。

ハルビン市は同じ通達で、マージャン屋やゲームセンター、ネットカフェ、カラオケ、酒類提供テンポ、ダンスホール、浴場などについても営業の制限を続けるとも表明。行政各部門が監督管理を強化し、指示に違反して営業していた場合には厳しく処分するという。

黒龍江省ハルビン市では4月、市内の大規模病院で新型コロナウイルスの集団感染が発生した。脳内出血で新規に入院した患者から感染が始まり、現在までに89人の感染が確認された。院内感染の発端となった患者は、入院前に7人で会食した際に感染していたことが分かった。牡丹江市でも4月下旬に病院での院内感染が発生し、同月24日までに14人の感染が確認された。

黒龍江省の王文涛省長はオンライン方式の記者会見でハルビン市と牡丹江での集団院内感染について「深刻に反省し、悲惨な出来事から教訓を汲み取る」と表明していた。