中国でネット利用の低年齢化が進行、小学生ユーザーの3割が「入学前」から利用

2020年5月13日

PCやスマホを使いこなす子ども

中国互聯網絡信息中心(中国インターネット情報センター、CNNIC)は13日、「2019年全国未成年インターネット使用状況研究リポート」を発表した。同リポートによると、低年齢層に対するインターネットの浸透力は強まりつつあり、小学生ユーザーの32.9%は入学前からネットを使い始めていたという。

2019年において、中国の未成年インターネット利用者は1億7500万人で、普及率は93.1%に達した。都市部での普及率は93.9%、農村部では90.3%で、2018年には5.4ポイントだった都市と農村部の普及率格差は、19年調査では3.6ポイントにまで圧縮した。なお、中国では「満18歳をもって成人」と定められているので、同リポートの「未成年」とは17歳以下の人を指す。

小学生ユーザーについては、32.9%が入学前からインターネットを利用していたことが分かった。リポートは家庭におけるネット利用率の教育や、利用している情報の管理、ネット企業の低年齢層に対する保護システムの構築が、極めて強く求められると指摘した。

未成年にネット利用に対する見方を尋ねたところ、「世界を知る窓口」(67.1%)、「日ごろの勉強の助け」(66.1%)、「娯楽やリラックスのため」(59.3%)、「生活のための便利な道具」(53.1%)、「友人とのコミュニケーション」(36.5%)、「自分を表現する空間」(18.8%)などの結果を得たという。

インターネットを利用するための機器としては「携帯電話」(93.4%)、「テレビ」(56.7%)、「デスクトップPC」(45.0%)、「ノートPC」(31.5%)、「タブレット」(28.9%)との回答を得た。「自分自身のためのネット利用のための機器」を所有しているのは回答者全体74.0%で、うち63.6%が自分自身の携帯電話を所有しているという。

社会

Posted by 如月隼人