【雑記】あのおばちゃん、どうなったかなあ…コロナ禍の直撃を受けたんじゃないだろか

自宅の近くのスーパーで、中国人のおばちゃんが働いていた。いつもレジの係をしていた。名札は日本人の姓だったけど、「こりゃ、中国人の日本語だな」とすぐ分かった。中国語で話しかけてみると、やはりそうだった。

日本語の発音から中国人と分かったわけですが、そのおばちゃんの日本語が下手だったというわけではありません。むしろ、上手に使いこなしていた。敬語なんかも完璧だった。客に対する敬意をしっかりと表現し、また過剰でもない。たいしたものです。

私はたいてい、客の少ない時間帯に行くので、ちょっとしたおしゃべりを楽しむことも出来た。おばちゃんは、日本人と結婚したそうで、子育てしながらの仕事ということも教えてくれた。私が買った食材を見て「今日は何を作るんですか?」なんて尋ねられたこともある。日本人の客と店員だったら、そんな会話はまずないだろうけど、そこは中国式。日本語と中国語を交えた会話でしたからね。そういう気分になったのかもしれない。

私の中国語を「発音がとてもきれい」といって褒めてくれたもあります。もっとも、おばちゃんの出身地は上海とのこと。私が中国人に「発音がきれい」と言われる場合は必ず、その中国人が普通話(プートンホワ、標準中国語)とは大きく違う方言を話す地域の出身者の場合です(ということで、私の中国語の発音レベルはおわかりいただけると思う)。

さて、そのおばちゃんですが、1月ごろに「私、このお店をもうすぐ辞めるんです」と言った。その店の仕事に不満はまったくないのだけど、シフトの関係で勤務時間に事実上の上限がある。自分の子も手間がかからない年頃になったので、フルタイムで働ける職場を探すとのことでした。

どんな仕事をしたいのかと聞くと、中国人観光客を相手にする店とのことでした。そのスーパーで長く仕事をしたので、接客業の経験は豊富。もちろん、中国出身なので中国人客の考え方や要求もよく分かる。言葉の面でも問題なし。ということで、中国人客を相手にする店ではそういう人材が不足しているから、新しい仕事場は決まっていないけど、絶対にすぐに見つかるとのことでした。

そして、自分の能力を活用できる仕事場で全力で働けることに、とても期待しているようでした。

でもなあ。その直後に大騒ぎになったコロナ禍の事を考えると、ちゃんと仕事場が見つかったのだろうかと、気になってしまう。たとえ見つかったとしても、新人さんということで、真っ先に解雇の対象になったんじゃないかなあ。と、他人事ながら心配してしまうわけです。

もっとも、それまでのスーパーの仕事が、時間の上限があったということは、旦那さんはしっかりと稼ぎがある人で、仕事がなくてもとたんに生活に困るということはないのだろうなあ、とも思っているわけです。