米フィラデルフィアで中国系住民2000人が「暴力反対」のデモ、小銃持って参加する人も

米国東部のフィラデルフィアで15日、中国系住民2000人余りが「暴力反対。安全を」などと訴えて該当デモを行った。小銃などを持って参加する人もいた。中国メディアの国際在線が伝えた。

きっかけは、9月16日未明に発生した強盗事件だった。商売を営む中国人女性の家住宅兼店舗に、強盗目的で男3人が侵入した。女性は拳銃で男3人に立ち向かった。男のうち1人は女性に射殺され、2人は逃げた。女性と男3人が、相手の居場所を探りながら移動し、女性が出会いがしらに発砲した様子を記録した監視カメラの映像が、動画サイトに投稿された。

テレビ局が放送した映画が、動画サイトに転載されたとみられる。転載は24日で、24時間以内に17万人以上が視聴した。

女性は福建省出身で、福建省メディアの福建新聞網は「ネット民は次々に、この勇敢な女性を称賛した」と報じた。

女性はテレビ局の取材に対して、商売をしている中国系住民がしばしば強盗に狙われているという話があり、自分の夫が1カ月前に自衛用として拳銃を購入したと説明した。射撃の練習をしたのは1度だけだったという。

使用人が「カネはない!」と叫ぶ声で、侵入者がいると知った。両手で拳銃を構え、倉庫スペースに出ると、侵入者3人と出くわした。侵入者が銃を構えたので、発砲した。1人に命中し、他の2人は逃げた。

同事件は現地在住の中国系住民に、「中国人が狙われている」との衝撃を改めて与えた。15日のデモでは、「暴力に絶対反対」、「中国系住民を強盗の標的にするな」、「子供らを暴力文化から引き離せ」と主張した。

デモ参加者の1人は「中国系住民は勤勉で善良で、他人とも仲良くしえいます。軟弱でやっつけやすいとみなすべきでないのに、悲惨で不当な扱いを受けています。暴力に反対し、公平な扱いを求めるデモに参加したことは、弱者でも声を上げ、いかなる暴力も法律による懲罰を受けることを表明するためです」と説明した。

デモにはフィラデルフィア華人銃友会から約150人も参加した。うち50人ほどは、小銃などを持ってデモに加わった。「暴力反対」のプラカードを掲げる一方で、青地に黄色の文字で「弾丸は込められていません」とアピールした。

同会でデモに参加した1人によると、「中国系住民はエサになる羊ではない。われわれは武装する。中国系住民に対する犯罪には絶対に反対する」などと主張する意図があったという。同参加者は、デモ参加時の銃携帯に、当局の許可を得たと説明した。(編集担当:如月隼人)

 

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Posted by 如月隼人