台湾から国民党の洪秀柱党首が中国を訪問、窮地の中で大陸詣で

中国における対台湾窓口機関である、国務院台湾事務弁公室の安峰山報道官は24日、台湾から国民党の洪秀柱主席(党首)が30日から11月3日まで大陸を訪問すると発表した。

洪主席ら一行は南京と北京を訪問する。具体的な活動については協議中という。

台湾では、1月の選挙結果を受け、5月に蔡英文・民進党政権が発足した。台湾で2000-08年に成立した陳水扁・民進党政権との大きな違いは、1月の選挙で国民党は立法院委員(国会議員)選挙にも敗北し、野党に転落したことだった。

 

そのため、民進党や、民進党よりも中国離れ志向がさらに強い政党の時代力量は、かねてから懸案であった国民党の「党資産の不正取得問題」と厳しく追及している。

 

国民党の「不正資産」とは、第二次世界大戦に日本が敗北して台湾から撤退した際に、「中華民国」として得た日本の遺した資産を国民党が党や党幹部のものにしたり、中国大陸から持ち込んだ資産を同じく自らのものにした問題を言う。

台湾ではすでに、国民党が「由来を明確に説明できない」資産は凍結する法令が成立しており、国民党はこれまでにない窮地に立たされている。

洪主席の中国訪問と現状の国民党の窮地の具体的な関係は不明だが、洪主席が国民党内でもあまり信用されているとは言えない自らの威信を少しでも高めるため「わらにでもすがりつきたい」思いであることは、間違いない。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人