コロナ肺炎:北京市で36人の発症確認…大幅増で地域も拡大、市政府関係者「非常時期」と表明

新型コロナウイルス感染の発生状況を説明する北京市疾病予防抑制センターの龐星火副主任

北京市は14日午後、新型コロナウイルス肺炎の発生状況についての記者会見を行った。14日午前0時までの24時間に同肺炎と確診された人は36人で、前日発表の4人を大きく上回った。患者の居住区域も広がった。また患者の大部分は北京以外の戸籍を持ち、北京市内に定住して仕事をする人だった。

感染発生状態を説明した北京市疾病予防抑制センターの龐星火副主任(写真)によると、新型コロナウイルス感染による肺炎発症と確診された人は36人のうち、ウイルス感染で陽性反応が出たのは1人だった。陽性反応が出る前に臨床的所見により感染と確診するのは、「重症化率や死亡事例を低減するため」などとして、湖北省などでも採用された方式だ。

龐星火副主任によると、36人のうち男性は15人で女性は21人。また北京市戸籍を持つ患者は8人で、その他の戸籍の保持者は28人。仕事を求めて北京市街からやってきて市内に定住する人は「農民工」などと呼ばれ低賃金で働き職場環境も居住環境も劣る場合が多い。

感染発生の地域分布は豊台区が30人、大興区が4人、房山区で1例、西城区が1人だった。いずれも、13日の時点で感染発生が発表された豊台区にある新発地市場で働いている人あるいは、同市場関係者と直接または間接に接触した人だったが、感染・発症者の居住地はその他の地域にも広がった。 中国共産党北京市委員会宣伝部副部長で市政府新聞弁公室(報道事務室)の主任を務める徐和建氏は、新型コロナウイルス感染症の発生について「北京は非常時期に入った」と述べた。

社会

Posted by 如月隼人