「日本の相撲」、なぜか日ごろのウップン晴らしには最適=中国・重慶

中国・重慶市で10日、若者たちが日ごろのウップン晴らしのために、なぜか日本の「相撲」を活用する催しが行われた。中国新聞社が報じた。

まわしつきのエアクッションを身に着け、かつらをつけた。中国新聞社は「たった1秒で、デブになった」と表現。参加者はその上で「相撲の戦い」をしたり、集団縄跳びをして楽しんだ。

中国の若者は、日本以上に厳しい競争にさらされている。学生時代には進学や就職のために、何がなんでも成績を挙げねばならない。就職したらしたで、将来を少しでもよくするために、業績を上げねばならない。精神面での重圧は極めて大きい。

重慶市の「相撲イベント」は、そんな彼らのウップンを晴らすために企画されたという。
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◆解説◆
中国人(漢族)は、自らと異なる文化に対する「容認度」が、あまり高かったとは言えないだろう。実際には歴史を通じて、外来の文化を大いに取り入れてきたが、「自らのもの」として消化するまでは、「劣ったもの、受け入れ不能なもの」として見下す傾向が、比較的強かった。いわゆる「中華思想」と言ってもよい。

例外と言えるのは、20世紀も初頭からしばらく経過してからの西洋文化/文明に対しての態度だ。近代西洋がなしとげた技術における成果は認めざるをえず、その結果として西洋文化/文明を評価せざるをえなくなったと理解できる。

 

日本については長い間、欧米の近代文明をいち早く、徹底的に取り組むことに成功し、自らも先進国になったと面についてのみ評価してきた。

 

しかし最近では、日本の伝統的な文化に対する関心や評価が高まっている。先進国になった基礎として、伝統文化があったとの認識が高まっている。

重慶市における「エア相撲イベント」も、日本の相撲を「妙なもの」ととらえて面白がっている面はあるが、日本の伝統文化である相撲に対して抵抗感を示すのでもなく「なんか、おもしろそう。遊んじゃえ」とばかりに楽しんでいることが、外来文化に対して中国の若者の「意識の敷居」が取り払われつつあることを示すようでもある。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人