乗客がマスク拒否して旅客機が遅延…中国では当然のように「警察が介入」

中国では、湖南省長沙市の黄花国際空港で、旅客機に搭乗した乗客がマスク着用を拒否したために出発が1時間ほど遅れたことが話題になっている。警察が介入して捜査と処理を始めたという。

旅客機内で男性客がマスク着用を拒否。乗務員が説得するが聞き入れず

黄花国際空港で3日、雲南省昆明に向かう国内便旅客機の出発前に、搭乗した男性乗客1人がマスクの着用を拒否したことで、同旅客機は出発を見合わせ、客室乗務員がマスクを着用するよう説得を続けた。同件はまずSNSで拡散したが、多くのネットメディアが2020年10月5日付で紹介するなど、さらに注目を集めることになった。

公開された動画には、マスク着用を拒否した男性の姿は写っていないが、説得を続ける男性客室乗務員のものと思われる声が聞こえる。また、多くの乗客が立ち上がって、声がする方向を見ている。多くは男性だが、女性の姿もある。明らかに、不満や非難の気持ちを示す表情だ。

中国メディアの千龍網は同件について、国政航空運送協会(IATA)も、新型コロナウイルス感染症の流行期間中は、乗客と乗務員全体の安全を確保するために、乗客は旅行の際に必ずマスクを着用するよう呼びかけていると紹介。

IATAの事務総長も「ほとんどすべての乗客は、マスクを着用することが自らと他の乗客にとって重要だと理解している」にもかかわらず、「ごく一部の者が面倒とリスクを引き起こしている」と指摘した。記事によれば、マスク着用を巡って暴力沙汰になったり、マスクの着用を拒否した乗客が移動ルートを変更せざるを得なくなり高額の旅行費用が必要になる場合も発生しているという。

中国では、旅客機搭乗券の購入時に、搭乗手続きをする際と飛行機に搭乗後はマスクを着用せねばならないと、明示されているという。

一部の中国メディアは同件を「人に損を指せれば、自分の利益にもならない」なども見出しで紹介した。同男性はたとえ態度を変えてマスク着用を受け入れたとしても、警察が介入したことから、は「すでに公共の秩序を乱した」などの理由で搭乗を認められず、現地で身柄を拘束されたと考えてよいだろう。何らかの処罰を受けることは、まず間違いない。今後の件に関する処罰だけでなく今後当面は、航空機の利用が認められない可能性もある。(翻訳・編集/如月隼人)

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Posted by 如月隼人