中国で年初来の宅配便取扱が600億を突破、コロナ禍一段落してさらに快進撃

2020年10月19日

中国メディアの中国新聞社は18日、中国における年初来の宅配便取扱件数が、同日をもって600億件を突破したと報じた。前年比で大幅に増加しており、いわゆるコロナ禍が一段落してから、取扱量はさらに増加しているという。

中国で宅配便取り扱いが激増

国家郵政局による情報という。2020年第1-3四半期の取扱量は前年同期比27.9%増の561億4000万件で、うち9月は前年同月比44.6%増の80億9000件だった。9月の伸び率は過去3年来の水準だった。

中国新聞社によると、取扱件数が500億件に達してから600億件に達するまでに38日間しかかからなかったという。1月1日から10月18日の1日平均の取扱量は1億9700万件で、最後の38日間については同2億6300万件だった計算になる。

1月から4月末ごろまでの新型コロナウイルス感染症の流行が深刻だった時期には、外出などが厳しく制限された人々にとって、宅配分は生活を維持するための切り札などと紹介されたが、流行が一段落した後に、宅配便の利用はかえって“爆発的”に増加したことになる。

宅配便利用の急増は、中国が2020年末までに完了させる計画の、貧困撲滅政策が最終段階に近づいたことと関係するとみられる。僻地の特産品の商圏を大幅に拡大するために、農村部での宅配便取り扱いポイントを急増させるなどしたからだ。

農村部における宅配便取扱量は1-9月期で200億件を超え、2019年通年実績を突破した。取り扱い件数の伸び率は、都市部を10ポイント以上も上回ったという。

Posted by 如月隼人