原因不明・おののく住民…北京市内のマンション建物で窓ガラスなど67枚が「自爆」

北京市内のあるマンションでは、窓ガラスなどの「自爆」が相次いでいる

「バン!って、すごい音がしたんです。客間の大きな窓ガラスが、何の前触れもなく、自爆たんです。家族がみんな、驚いてしまって」――。市内房山区内のマンションに住む女性、李さんは、今もその時のことを思い出すと、動悸が止まらなくなるという……。

北京日報は20日、SNSを通じて「窓ガラスが次々に自然爆発」している市内マンションの話題を紹介した。住人の入居が始まってから3年が経過した現在、窓ガラスの「自爆」を経験したのは55世帯で、砕け散ったガラスは延べ67枚に達したという。

李さんの話はまだ続く。「午後9時ごろでした。外は雨でした。客間から突然、ものすごく大きな音が聞こえてきたんです。家族全員が客間に駆けつけました。そうしたら、一番大きな窓ガラスにクモの巣みたいにひびが入っていて、床にガラスの破片が散乱していました。客間にはだれもいませんでした。だからもちろん、ガラスを叩いたりしたわけじゃありません。なぜだか分かりませんが、突然に爆裂したんです」――。

李さんの母親は数分前まで、客間のソファーに座っていた。たまたま客間を離れた時に窓ガラスが爆裂した。もし、客間にいたままだったらと思うと、なおさら怖くなる。

李さんの家で、ガラスが爆裂したのは、これが初めてではない。数カ月前にはやはり客間の、少し小さな窓ガラスが「自爆」した。

マンションを販売した開発業者および不動産管理会社は、李さんの部屋の窓に残っているガラスの残骸を撤去することはしてくれたが、保証期間が過ぎているということで、無料交換には応じてくれなかった。

李さんだけではない。別の部屋に住む王さんは2日前に旅行から帰ってきたところ、客間にある仕切りガラスが砕け散っていた。

マンション住民が調査したところ、これまで55世帯で67枚のガラスが「爆裂」していた。「爆裂」が発生したのは客間の窓、寝室の出窓、浴室の仕切りガラスなどさまざまだ。中には2年前に入居してから、ガラス4枚が「自爆」した住人もいることが分かった。

住人の一人によると、入居者の専用スペースだけでなく、地下駐車場の出入り口にある大きなガラスは何度も続けて爆裂している。うち1枚は今も交換されずに放置されている。

住人らは、「壊れたガラスは交換すればよいのだけれども、原因は一体何なのだ。ガラスの質に問題はないのか」と、不安がっている。多くの住人が、ガラスをすべて再点検をしてほしいと願っている。

北京日報が開発業者に問い合わせたところ、ガラスの修理については積極的に協力したいとの回答があったが、ガラスが「自爆」する原因について明確な説明はなかったという。