トランプ氏と台湾・蔡英文総統の電話会談、中国メディアは半日たっても報道せず

米国のトランプ次期大統領と台湾の蔡英文総統が2日に電話会談した件を、中国メディアが報じない状態が続いている。

香港の英字メディア、サウス・チャイナ・モーニング・ポストは同件を日本時間4日午前7時45分に報じた。台湾メディアも4日午前から、同話題を次々に報じている。欧米の中国語メディアも同様だ。

しかし、中国大陸のメディアは同件について日本時間同日午後4時半現在も、沈黙しつづけている。中国政府・外交部は自国との関連が強い事情については、「記者からの質問に報道官が回答した」との形式で、公式サイトで中国政府としての見解を発表することが多いが、トランプ・蔡英文会談については、やはり沈黙を保っている。

中国国営の新華社のニュースサイト「新華網」の午後4時半現在もトップ記事は、習近平国家主席と米国のキッシンジャー元国務長官が2日、北京市内で会談した話題。人民日報系の人民網も、トップページの写真記事の筆頭として同話題を掲載。外交部の公式も、習近平・キッシンジャー会談を冒頭で紹介している。

中国当局がメディアに対して、同件の報道をしないよう指示しているのは、ほぼ確実だ。中国共産党上層部で、同件への対応を巡って意見がまとまらない状態である可能性がある。(編集担当:如月隼人)

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