警察が規則無視して工事、知らせ受けた行政側は規則無視して出動して路上で対決=中国

河北省邯鄲市で11月19日、交通警察が敷地外に通じる新たなゲートを作る工事を始めたところ、城市管理行政執法局(城管)は90人余を出動させ、工事をやめせた。警察は工事について必要な許可を得ていなかった。城管側も出動に際して定められた手続きをしていなかった。

問題が発生したのは邯鄲市磁県。交通警察のゲートは細い道に面していて、警察車両が出動する際に、大きな問題になっていた。そこで、大通に出られる新しいゲートを作ろうとした。しかし警察は必要な申請と許可の取得せずに工事を始め、歩道部分や緑地帯を「破壊」したという。

事情を知った城管はただちに職員約100人を出動して工事をやめさせ、重機なども投入して「現状復帰」の作業に着手した。

一時は双方が対峙し、市民が見守る中で「極めて汚い言葉でののしりあった」という。

同件は、市民がインターネットに投稿したことで、広く知られることになった。

問題を重視した県政府・共産党は調べを進め、双方ともに問題があったとして、交通警察、城管の双方に問題があったとして、双方の主要な責任者それぞれ1人ずつを停職処分にして、共産党の県委員会および県政府に「反省書」を提出するよう命じた。

中国の多くのメディアが同件を批判する論説を発表した。深セン晩報は11日付で、「公権力がこんなわがままなことで、どうするのか」と題する記事を掲載。上海メディアの澎湃新聞は「城管も警察も法を理解せず、法を守らず、法にもとづいて仕事をしない」、「まるで、どちらが強いかを争っているようだ。現実が、法治の夭逝を暴露した」などと論じた。(編集担当:如月隼人)

 

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