民家を撤去、壁から銀貨がざっくざく…周辺住民「いただこう! それ!!」=中国・江西

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中国江西網によると、同省吉安市吉水県内で20日午後、古い民家の撤去作業を行っていたところ、壁から大量の銀貨が出てきた。周囲で見物していた周辺住民が「いただこう! それ!!」と群がった。噂はまたたくまに広がり、さして広くない敷地に一時は数百人がひしめきあって銀貨を争って奪った。

敷地内にある住居のうち、古い棟を取り壊していた。ブルドーザーが壁を押し倒した。きらきらと光る物が散乱した。銀貨だ。近くには見物人がいた。壁が押し倒されると同時に、光が見えた。何だろう。銀貨だ。分かると同時に殺到した。めいめいが奪い合いを始めた。

記事では詳しく伝えられていないが、中国における携帯電話の普及率は高い。噂はまたたくまに広まった。周囲の住民が押し寄せた。もはや、見境はなかった。「銀貨だ! いただこう!! それ!!!」と敷地内に乱入した。壮絶な争奪戦だ。

同民家の住人によると、取り壊したのは祖父が建てた棟だ。数十年は住んでいたが、壁の中に銀貨があったことは知らなかった。「わが家から出てきたのだから、ウチのものであるはずです」と述べた。

住人は警察に通報した。警察官2人がすぐにやってきたが、人があまりにも多く混乱しているので、まずは解体作業を中断するように指示した。その後、地元の共産党委員会や行政の幹部がやってきた。当局関係者がなんとか、混乱を収めたという。ただし、銀貨はすでに「もぬけの空」の状態だった。

吉安市在住の弁護士によると、埋蔵あるいは隠匿されていた財物の所有者が不明の場合には、所有権は国家に属する。そのため、銀貨が出てきた家の住人が所有権を主張するならば、自らの家が所蔵していたものとの確実な証拠を示す必要があるという。

いずれにせよ、押し寄せた人々に銀貨の所有権がないのは明らかだ。同件については警察が調べをはじめた。

江西網が紹介した写真を見る限り、取り壊された民家の壁から出てきた銀貨は中華民国期のものであるようだ。(編集担当:如月隼人)

 

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