攻撃一波で日韓を叩き潰す! 中国メディアがH6爆撃機部隊を紹介

中国メディアの新浪網は18日「攻撃一波で日韓を叩き潰す。解放軍のH-6(轟-6)混成部隊は総数180機を保有」と題する記事を掲載した。中国人読者に多くみられる軍事・外交感覚に合わせた記事と評することができる。

H-6は旧ソ連のTu-16をコピーした大型爆撃機。Tu-16は1952年初飛行でロシア軍では1990年代に退役した旧型機だが、新浪網は中国のH-6は普段の改良がおこなわれてきたと主張した。

改良型を含めた中国の保有数は180機程度と持たれており、巡航ミサイルを搭載して中国の防空圏の外にも攻撃ができるとして第一列島線中(日本列島、沖縄、台湾、フィリピンなどを結ぶ、西側諸国から見た中国封じ込めライン)にある敵軍の基地には壊滅的な打撃を与えられるとした。

さらに、H-6は多種・多数の巡航ミサイルを搭載できると紹介し、超低空で目標を狙う巡航ミサイルは、一発撃たれてても敵にとって頭が痛い問題になる上、大量に発射されたのでは良好な防御手段はないと主張した。
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◆解説◆
中国軍首脳や共産党幹部陣が、米国さらに日韓といった西側陣営と戦端を開きたいと本気で思っているとは思えない。通常戦力の戦いならば、自軍の敗北に終わることはほぼ明らかであるし、仮に核戦争に発展したとしても、大打撃を受けながらも「生き残るのは相手」との結論がはっきりしているからだ。

したがって、H-6の大量保有も現状では、日韓米など相手の外交的譲歩を引き出すための“抑止手段”のひとつと考えてよい。それにしても、中国を代表するニュースサイトの新浪網が同記事の見出しで、「日韓を叩き潰す!」の文言を導入したことは、中国人読者の日韓に対する敵愾心を反映したものと理解できる。(編集担当:如月隼人)

 

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