中国がアフリカ・ブルキナファソに5.7兆円で台湾との断交を持ちかける・・・中国で異例の報道

中国メディアの環球網は26日、中華民国(台湾)との外交関係を維持するアフリカ西部のブルキナファソのアルファ・バリー外務大臣が、中国から500億ドル(約5兆7000億円)を提供するとの条件で中国との国交樹立を持ち掛けられたと述べたと報じた。バリー外相の発言を「妄言」などと酷評はしたが、中国メディアが自国側が金銭投入で台湾外交の切り崩しをしているとの話題を紹介するのは異例。

記事は、米ブルームバーグや台湾の自由電子報による、バリー外相が中国との外交樹立を持ち掛けられたとする報道を紹介した。バリー外相は「台湾はわれわれの有人であり協力パートナーだ。台湾との関係を再考するいかなる理由もない」と拒絶したという。

台湾はブルキナファソと2016年9月、2年間で4400万ユーロ(約53億8000万円)を投じて農業、教育、国防に協力する協定を結んだ。台湾と外交関係を持つアフリカのもう1つの国のスワジランドの政府報道官も、台湾が自国い対して医療、農業、教育についての資金援助をしていることに満足しており、今後も関係を維持したいと述べた問。

中国メディアが台湾に対する自国の「金権外交攻勢」の話題を伝えるのは異例。環球網は記事の結論部分で、ブルキナファソは最貧国のひとつであり、国際社会も台湾支持の動きは積極的でないことから、ブルキナファソ・台湾関係もブルキナファソが言うほどには安定していないと主張。

さらに、バリー外相の発言も「妄言」と称し、自国の「金権外交」が事実と認めているわけではないとの書き方をした。(編集担当:如月隼人)

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