雑記:中華の「重力レンズ」に引き寄せられたか

最近、思うところがありまして、中国・中華絡み以外の文章を、もっと書きたいなどと思っているわけです。ただ、なんでもかんでも書くわけにもいかないので、ある程度は対象を絞らねばと考える次第です。

そうだなあ。しばらく前から英語を勉強せねばと思っていることもあり、このところ米大統領の演説とかツイッターなんかも読んでいます。トランプ君の動向は割とかけるかな。もっとも、国際情勢で中国絡みのことも多い。もうちょっと離れたことはないかなあ。

思い浮かぶのはサイエンスと音楽かな。ということで、国立天文台のリリースなんかに目を通すようにしています。本日朝に見つけたのが、「宇宙のレンズが裏付ける予想より速い宇宙の膨張」という発表。リンクをたどると、もう少し詳しい発表があった。さらにたどるとハッブル望遠鏡が発表したリリースだった。

ということで、英文のリリースにも目を通した。そうそう、重力レンズには苦い思い出があります。大学に入ってからの英語の試験。理系の学科なので、読ませる文章も科学関連のものがおおい。その時もそうで、相対性理論の一般向けの解説みたいな文章だった。読んでみるとgravitational lensという言葉が繰り返されている。gravitationalは分かる。「重力の」だ。あれ? lenってなんだ? 知らないぞ。lensをてっきり「len」という名詞の複数形と思い込んでわけです。

全文を訳せという出題だったから困った。仕方がないということで「重力レン(複数)」と訳しておいきました。重力レンズは知っていたし、文章には「重力で光が曲げられて……」なんで書いていたのですから、なぜ気づかなかったのか。後から考えればわれながら不思議です。採点した先生は笑っただろうなあ。

いかん。話がそれた。ハッブル望遠鏡のリリースなどを使って記事を書いていたのでした。研究チームの責任者のコメントがありました。Sherry Suyuという研究者。あれ、英米系じゃないのかな? 調べてみることにしました。

しばらくして分かった。台湾の研究者でした。蘇游瑄さんという女性。姓が蘇游(スーヨウ)、瑄(シュエン)が名です。蘇游という姓ですが、中華系の人の間では、父方と母方の両方の姓を用いることがあります。特に、兄弟姉妹がなく母方の姓が絶えてしまう場合を避けるために、「ダブル姓」にする場合があると言います。

英語名では、蘇游を「Suyu」、瑄は英語風に「Sherry」としたみたいです。経歴を見ると、とにかく優秀な人みたいです。

しかしなあ。中華圏から離れた話題を取り上げたつもりで、結局は台湾にたどりついてしまった。なんか、中華の「重力レンズ」に引き寄せられたみたいな気分です。

【関連】
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【参照】
蘇游瑄:訪問學者(德國慕尼黑馬克斯·普朗克天體物理研究所)
“・ Suyu, Sherry:Visiting Scholar(Max Planck Institute for Astrophysics)