原発の送電塔倒れる 台湾で豪雨、その他の被害も相次ぐ

台湾北部の新北市にある台湾電力第1原発で2日、豪雨が原因で送電塔が倒れた。このため同原発2号機が同日午前10時13分に自動停止した。台湾電力は保護装置が作動したもので、安全性の問題は発生していないと発表した。台湾北部では1日夜からの記録的豪雨で、被害が相次いだ。

送電塔が倒れた状況の具体的説明はないが、台湾電力が発表した写真を見るかぎり、斜面に設置された送電塔が、雨水で地面が削られるなどで倒れたと思われる。現地の降水量は降り始めから2日正午までで、東京の降水量と比較すれば4.7カ月分に相当する600ミリに達した。

 

その他、鉄道の一部区間では線路が水没したり周辺の斜面が崩れるなどで運行ができなくなった。桃園空港(桃園市)と台北松山空港では、多くの便の発着ができなくなった。桃園空港では空港ビル内の床に水が流れ込んだ。その他、道路の冠水や建物への浸水、山崩れなどの被害が相次いだ。

台湾の中央災害応変中心(中央災害対応センター)は3日、同日午前7時の時点で豪雨により1人が死亡、5人が負傷、2人が行方不明、15人が地域外に脱出できない状況と発表した。一部報道では死傷者の数がさらに多い。同センターは、大雨で浸水した地下室から見つかった古い遺体や雨が直接の原因とは判断できない交通事故の死傷者は除外して数えたと説明した。

1日夜に始まった大雨は「0601豪雨」と名付けられた。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人