香港発日本行きのキャセイドラゴン機、台湾上空でフライトマップ積み忘れに気づき引き返す

香港を出発し石川県小松空港に向かっていたキャセイドラゴン航空が、台湾上空に到達してから小松空港区域のフライトマップを積みさすれたことに気づき、香港まで引き返していたことが分かった。蘋果日報(アップル・デーリー)など香港メディアが5日付で報じた。

1日に香港を出発した小松空港行きのキャセイドラゴンKA8348便の機長が、台湾中西部の上空に到達した時点で操縦室に小松空港のフライトマップが積まれていないことに気づいた。離陸後1時間あまりが経過していたという。

同機は香港に引き返し、フライトマップを積んでから再び出発した。最初に香港を出発したのは現地時間午前9時25分(日本時間午前10時25分)で午後2時30分の到着予定だったが、小松空港に到着したのは午後6時38分になった。

同機に搭乗していた乗客数は155人だった。キャセイドラゴン航空は小松空港に定期便を飛ばしておらず、KA8348は旅行会社によるチャーター便だった。キャセイドラゴン航空は通常、小松空港への便を飛ばしていないため、スタッフが出発前に機長に手渡す資料に同空港のフライトマップを入れるのを忘れたと見られている。

操縦室内には小松空港を含めた電子版のフライトマップを確認することができるタブレットが用意されているが、紙版のフライトマップがない場合に引き返したのは運航ルールに合致しているという。キャセイドラゴン航空は乗客対して迷惑をかけたとして謝罪し、再発防止のための調査に着手したと発表した。同航空会社から報告を受けた香港当局も調査を始めた。

キャセイドラゴン航空はキャセイパシフィック航空と同グループ会社。
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◆解説◆
日本政府観光局によると、2016年通年で日本を訪れた香港人は前年比20.7%増の延べ189万9000人。香港の2016年末の人口は737万5000人なので、通年で4人に1人が日本を旅行したことになる。全世界の国と地域のうち、香港は人口当たりで最も多く日本を旅行する地域である状態が続いている。

蘋果日報によると、小松空港は香港人の間でも有名な白川郷や黒部渓谷などの観光地に行くために便利だが、香港と同空港を結ぶ定期便がないため、香港の旅行会社がチャーター便手配などで団体客や個人客を送っている。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人