中国東方航空、旅客機のエンジン爆発…シドニー発・上海行き

中国の民間航空情報サイト、民航資源網などによると、オーストラリアのシドニー空港から上海浦東空港に向けて飛び立った中国東方航空機のエンジン1基の一部が爆発した。同機はシドニー空港に引き返した。

 

 

エンジン爆発を受けシドニー空港に引き返したのは中国東方空港のMU736便。11日午後8時30分に出発し、12日午前5時の到着予定だった。離陸直後に操縦士がエンジン異常を察知した。

民航資源網は、正しいものであるかどうかは確認されていないとした上で、操縦士と空港側管制官のやりとりの情報があるとして掲載した(「機」は操縦士、「管」は管制官)。
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機:ええ、シドニーへ。こちらMU726。ええ、1号エンジンが、ええ、故障だ。

管:MU736へ。了解。繰り返してください。1号エンジンが故障ですか。

管:MU736、了解しました。ほかに情報はありますか。

機:われわれは飛行を続行する。飛行を続行する。

管:MU736、了解しました。飛行を続行してください。高度5000フィートまで上昇してください。

機:了解。飛行を続行する。高度5000フィートまで上昇します。MU736より。
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その後、MU736はシドニー空港に引き返した。乗客が撮影したとみられる写真では、エンジンの空気吸入口部分のナセル(覆い)が吹き飛んでいた。

民航資源網によると、シドニー空港の滑走路には、MU736のエンジンの一部とみられる残骸が落ちていた。同機エンジンは離陸の際にパワーを上昇させたことが引き金で問題を起こした可能性が高い。

MU736の機材はエアバス社のA330-200で、エンジンはロールス・ロイス社のトレント772型。トレント772は、ロールス・ロイスのトレント・エンジンの派生型で、さらに大きな分類ではトレント700のひとつ。A330にはトレント600の搭載が予定されていたが、A330の重量が開発計画値を上回ったため、トレント600の拡大版として同700が新規開発された。

トレント700は5月15日にも、爆発事故を起こしている。エジプト航空のA330-200がカイロ空港を離陸した際に、エンジン1基の吸入口部分で爆発が発生し、ナセルの一部を吹き飛ばした。同機の行き先は北京だった。(編集担当:如月隼人)

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