パナマが台湾(中華民国)と国交断絶、中華人民共和国を承認

パナマのフアン・カルロス・バレーラ大統領は13日午前(現地時間12日夜)、中華人民共和国と国交を樹立すると発表した。台湾メディアの聯合新聞が伝えた。

バレーラ大統領は台湾について「一貫してパナマのすばらしい友だった。建設的で平和的な反応をするよう希望する」と述べた。2016年5月20日の蔡英文政権発足以来、中華民国(台湾)と外交関係を持つ国は2カ国減って20カ国になった。

バレーラ大統領は、中国はパナマ運河の世界第2の利用国と説明。中国はパナマの物流、建設、電信に深くかかわっているとして「パナマにとっては、中国こそが正しい国だ」と述べ、中国との国交樹立はチャンスをもたらす新時代を築くと表明した。

パナマは中華民国と最も長く国交を持つ国だった。中国の清朝時代に両国は領事級の外交関係を結び、辛亥革命後はパナマは一貫して中華民国との国交を維持していた。

 

情報追加分:

中国政府・外交部(中国外務省)は13日、王毅外相とパナマのイザベル・サン・マロ副大統領兼外相が両国の国交樹立を宣言する共同声明に署名したと発表した。

 

同声明には「パナマ共和国は世界には1つの中国しかなく、中華人民共和国政府が中国を代表する唯一の合法政府であり、台湾は中国領土の不可分な一部分であることを承認する。パナマ共和国政府は即日、台湾との“外交関係”を断絶し、台湾とはいかなる公式関係も発生させず、公式の交流を行わないことを承諾する。中華人民共和国政府はパナマ共和国の上述の立場を称賛した」と記された。(編集担当:如月隼人)

 

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