パナマが台湾と断交、蔡英文総統「われわれの主権への挑戦は許さない。取り引き材料にはしない」

パナマが中華民国(台湾)との国交を断絶し、中華人民共和国との国交を樹立したことを受け、台湾の蔡英文政権は同日午前に総統府としての声明を発表した。蔡総統は午後になり改めて談話を発表した。

午前の声明では、「われわれは金銭を投入しての外交競争は行わない」と表明。中華民国政府は国際的な責任を果たし、台湾海峡の平和と地域の安定を全力で維持していると主張した上で「北京当局のやり方は、現状に衝撃を与え、海峡両岸を平和から対抗に導く間違ったやりかただ。(わが)政府は両岸情勢を改めて評価する」と論じた。

台湾の内部情勢については「はっきりとしているかは、いかなる政党の政権であれ、両岸政策の立場がどうであれ、外部からの挑戦には力を合わせて対応している。北京方面からの圧力の持続に対して向き合っている」などと、団結を強調した。

台湾メディアの中央社によると蔡英文総統は午後の談話で、「北京当局は国際の場のいたるところで台湾に圧力をかけている。しかし中華民国は主権国家だ。これは否定できない事実であり、「(われわれの)主権への挑戦は許さない。取り引き材料にはしない」、「われわれが威嚇されて妥協をすることは絶対にない」と表明した。(編集担当:如月隼人)

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