中国で「乞食」が高度産業化、携帯SNS用いて全国各地の「営業環境」を共有

湖北省メディアの武漢晩報は14日、地下鉄内に出没する「乞食」は産業化されており、SNSを用いて全国規模での「営業環境」の情報を共有していると紹介した。

湖北省武漢市では地下鉄内での物乞い行為を取り締まるため、専門チームを設けて毎日車内のパトロールを行っている。物乞い行為が見つかれば50-200元(約810円-3240円)の罰金を科すなどの処罰をするが、取り締まりは抜本的な効果を出していないという。

武漢市地下鉄保安部のスタッフによると、地下鉄内の物乞い行為は、以前とは大きく違っている。まず大部分が「プロの乞食」になった。さらに取り締まった相手が携帯電話を所有しており、画面が点滅していることに気づいたことがあった。

調べた結果、SNSを利用して1000人ものグループを作り、情報を共有していたことが分かった。メンバーの所在地は全国規模に広がっており、別の都市で「業績が上がっている」との情報があれば全国からの移動が始まり、「取り締まりが強化された」との情報があれば、2カ月ほどはその都市を敬遠するなどしているという。

同スタッフが確認したグループでは、北京、上海、広州(広東省)、深セン(同)、南京(江蘇省)、杭州(浙江省)、武漢(湖北省)などの都市を循環して「営業」する者が多かった。その他にも、同様のグループが5、6は存在するという。

武漢市地下鉄は利用者に、「車内で物乞いを行う者はプロであり、金銭を与えないでほしい」、「物乞いをする者がいたら駅員に通報してほしい。できるだけ車両に表示されている車両番号と、物乞いをしている者の容貌や衣服も通報して、取り締まりに協力してほしい」と呼びかけている。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人