中国で小中学生に「つま楊枝ボウガン」が流行 「あまりにも危険」と批判高まる

中国の小中学生の間で「牙簽弩(ヤーチエンヌー)」なる玩具が大流行している。直訳すれば「つま楊枝ボウガン」だ。ボウガンの縮小版で、手のひらに乗る程度のサイズ。「矢」のかわりに飛ばすのは楊枝だ。「あまりにも危険」として禁止を求める声がたかっている。

 

小さいといっても、威力は相当にある。商品によって異なるようだが、1メートルほど離れた場所からアルミ缶を射抜いたり、石膏のボードを砕くほどの勢いで楊枝を発射できるものもある。

 

中国は国土が広い関係もあり、人気商品といってもすぐに全国に広まるとは限らない。しかしこれまでの報道を総合すると、すでに山東省、四川省、雲南省など各地の小中学生の間で大人気だ。現状では流行がさらに広がる可能性が高い。

「つま楊枝ボウガン」に飛びつくのは主に男の子で、楊枝以外に鉄製の針を飛ばす場合もある。静止した紙コップやアルミ缶などを撃って遊ぶだけでなく、鳩を狙う場合もある。

親からは、強い批判が出ている。そもそも「おもちゃ」として売るべきでなく、「人に当たったらけがをする。万一、目を傷つけることになったら一生後悔する」などの声が高まっている。

四川省成都市では公安局(警察)は「つま楊枝ボウガン」を重視して販売実態を調査した。学校の周囲の店で売られているケースがあるという。公安局は学校教師や保護者に注意を呼び掛けた。同時に、生産者、販売者、消費者および政府は同問題を重視すべきだとの考えを示した。

成都市内では、最も安い「つま楊枝ボウガン」は3元(約50円)程度で小売りされているという。小学生の小遣い銭でも十分に買える価格だ。

今後は当局が製造や販売の規制に乗り出す可能性も高い。しかしインターネットではすでに、「つま楊枝ボウガン」の製作法や改造法が多く紹介されているという。禁止や規制には困難が伴うと考えねばならない。(編集担当:如月隼人)

【関連】
消防署でガラス壁が大爆裂 訪問の男性が存在に気づかず激突=台湾
自家製ぶどう飲料を飲もうとした女の子、栓を歯で開けたら高圧ガスで食道などに大けが


社会

Posted by 如月隼人