中国で「危険なおもちゃ」問題視する声高まる、11歳女児が頭部に負傷する例も

中国で「危険なおもちゃ」を問題する声が高まっている。特に注目されているのが「つま楊枝ボウガン」だが、それ以外にも「飛鏢(フェイビアオ)」と呼ばれる“おもちゃ”により、11歳女児が頭部に負傷していたことが分かった。

「つま楊枝ボウガン」はミニサイズのボウガンで、小中学校の男子生徒などに人気だ。製品により威力はさまざまだが、1メートルほど離れた場所からアルミ缶を射抜いたり、石膏ボードを砕くほどの勢いで楊枝を発射できるものもある。、実際には楊枝だけでなく鉄製の針などを飛ばす場合もある。

「飛鏢」はダーツを指す言葉だったが、実際には「手裏剣」状のものなどさまざまな形のものが出回っている。さらに手投げするだけでなく、ゴムバンドを使った発射機も売られている。

中国中央電視台(中国中央テレビ)は22日、浙江省杭州市で、11歳女児が頭部に「飛鏢」が当たって負傷する事故が発生したと報じた。女児は小学校の教室で宿題をしていた時に「飛鏢」が飛んできたという。

「飛鏢」は女児の頭部に2センチメートルほど食い込んだ。病院で調べたところ、頭皮部分に突き刺さっているだけで、取り外す手術が必要だったが、女児はその日のうちに帰宅することができた。

事故が起きたのは6月7日。中国メディアの金羊網によると、学校周囲の商店で「飛鏢」はふつうに売られていた。人気アニメやゲームに登場する武器などを模倣した商品が作られて売られているという。女児の頭部に当たった「飛鏢」と同様の商品も20元ほどの価格で売られていた。

重さは100グラム程度で刃先は極めて鋭利。商品に危険性を示す説明書などはついていなかった。商店主は「(当局からの)販売禁止などの通知は出ていない」と説明したという。

金羊網によると、多くの保護者が危険なおもちゃに憂慮していると話した。小さな子どもは判断力や自己抑制力を持っておらず、一方では保護者や学校教師などが完全に監視することは不可能として、当局に危険なおもちゃの販売を規制・監視してほしいとの声が相次いだという。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人