長征5号の打ち上げ失敗、月探査計画などに影響出る可能性も=中国

中国は2日午後7時23分、海南省の文昌衛星発射場で実証衛星「実践18号」を搭載した長征5号ロケットを打ち上げた。しかし長征5号は飛行中に異常が発生し、打ち上げは失敗した。

長征5号は中国が開発した最新鋭の衛星打ち上げ用大型ロケットで、地球低軌道に25トン、静止トランスファー軌道に14トンの衛星を打ち上げることができる。第1段に液体酸素/液体水素使用のエンジンを用いたことも特徴。2016年11月の第1回目の打ち上げでは「実践17号」を静止軌道に投入することに成功した。

中国は今年(2017年)後半に月探査機である嫦娥5号を長征5号により打ち上げる計画だった。2日の打ち上げは嫦娥5号打ち上げのための長征5号の「最終試験」の意味があった。打ち上げの失敗で、嫦娥5号の計画にも影響がでる可能性がある。(編集担当:如月隼人)

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