上海の川面に「緑の大草原」が出現・・・ホテイアオイが爆発的増殖、1日1000トン除去も追いつかず

海市を流れる黄浦江、松江などでは7月下旬ごろから、ホテイアオイの爆発的な増殖が見られるようになった。当局は1日当たり1000トン以上を除去しているが、ホテイアオイ減る気配は見えない。これまでの例では9月ごろに始まるが、今年(2017年)は3カ月ほど早まったという。

ホテイアオイの除去をしている関係者によると、毎朝4時半に、それぞれに約30人が乗り込んだ船9隻が出動してホテイアオイの除去を実施している。水面から除去したホテイアオイはいったん、陸地にある臨時置き場に放置し、乾燥してから搬送するという。

ホテイアオイを船から臨時置き場に移す際には網を取り付けたクレーンを使う。クレーン使用1回当たりホテイアオイ6トンを陸揚げすることができる。1日あたり200回以上の陸揚げを行っており、単純計算すると1日で1200トンのホテイアオイを除去している計算になる。

最近2週間で、ホテイアオイが明らかに減少した水域もあるが、上流から大量のホテイアオイが流れこんでいるので、川全体のホテイアオイを通常の状態にするには、まだ時間がかかるという。

ホテイアオイは寒さにあまり強くない植物だが、2016年から17年にかけては暖冬だったため越冬に成功したホテイアオイが多かったことが例年より早い時期に爆発的増殖に結びついたとの見方がある。

地元メディアの東方網は7月25日に発表した、日本の研究者が1992年に「ホテイアオイは地球を救う」という書物を著したとして、ホテイアオイは水中にある過剰な窒素、リンなどを吸収し、カドミウム、鉛、水銀、タリウムなど重金属を取り除く働きもあるとして、回収したホテイアオイから有害物質を除去すれば、安価な豚の飼料ができるとして、活用を訴えた。

また、ホテイアオイ原料とする飼料でカワウソを生育し、カワウソの糞とホテイアオイを発酵させてメタンガスを生産する構想を持つ地元企業もあるという。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人