飛び散る黒粥、はずれ落ちる天井板・・・圧力鍋爆発、気にせずにいたら別の鍋も爆発=陝西

陝西省渭南市大荔県内の飲食店で8月1日と18日、調理に使用中の圧力鍋が爆発していたことが分かった。1回目の爆発では調理中の粥が店内に飛び散り、天井板が落ちて散乱したが、店主はそれほど気にしていなかったという。現地メディアの華商網が25日付で伝えた。

爆発を起こした飲食店は朝食を提供している関係で、早朝から作業している。1日には圧力鍋2個を使って白米の粥と黒米の粥をそれぞれ作っていたところ、午前4時半ごろ、黒米の粥を作っていた圧力鍋が爆発した。圧力鍋は3メートル吹き飛んだ。飛び散った粥は壁にもべっとりとついた。調理室内は蒸気で充満した。

店主は、圧力鍋爆発を「たいしたことない」と、さほど気にしていなかった。すると18日午前4時48分ごろ、残っていた圧力鍋が爆発した。鍋は飛びあがり天井を直撃。天井板がばらばらと落下した。どちらの爆発でも鍋は大きく変形し、蓋を閉められない状態になっていた。

店主によると、最初に爆発した圧力鍋は使用してから1年半程度、次に爆発した鍋は半年も経過していなかった。2回目の爆発が発生してから、品質に問題があった可能性があると思い、販売業者を通じてメーカーに調査と補償を求めた。メーカーは新品との交換に応じただけだったという。

メーカー側は、爆発した鍋が自社製品であることを認めた上で、品質検査の基準を認めた製品だったと主張。爆発の原因について、調理した後の洗浄が不十分で、粥のかすがこびりついたために調圧弁や安全弁が機能しなかった爆発だったとみられると主張。

補償については、新たな鍋との引き渡しと天井板の修理費用を負担すると提案したが、飲食店側は5000元の補償と、メーカー側の考えよりも高額を要求しているので折り合いがついていないと説明。飲食店側が鍋の品質問題を証明した場合には全額の補償に応じるとした。

爆発した圧力鍋は客が入るホールの片隅で粥を作っていたが、開店前で客はいなかった。従業員は別の部屋で包子(バオヅ=小型肉まん)の皮に餡を包む作業をしていたため、2度の爆発でけが人は出なかった。(編集担当:如月隼人)

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