中国地震局、北朝鮮23日の地震は「自然性」と発表、ただし公式サイト「爆発の疑い」修正せず

中国地震局は現地時間23日深夜、北朝鮮で23日に発生した地震について「自然の地震の性質を備えている」と発表した。しかし公式サイトでは日本時間24日午前7時50分現在も、当初発表の「爆発の疑い」のままで変更していない。

 

中国地震局は中央政府の直属事業体で、各地方政府の地震局からの情報も総合して地震情報を発表する中国地震台網を傘下に置いている。

中国地震台網は23日午後11時50分(日本時間24日午前0時50分)、北朝鮮で23日に発生したマグニチュード3.4の地震について、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)の公式アカウントを通じて「中国地震局は発生直後、関係する省の地震局、地震台網センター、研究所と地震について判断を行った。地震と振動波を朝鮮半島地区で発生した各種の地震(歴代の核実験によるものを含む)と照合して検討した結果、今回の地震は核爆発によるものではなく、自然性の地震の性質を備えていると判断した」と発表した。

一方で、中国地震台網の公式サイトの地震観測発表では23日に朝鮮半島で発生した地震について、「爆発の疑い」、「震源の深さは0キロメートル」とする発表を変更していない。

北朝鮮は3日核実験を実施しており、中国地震台網も地震の観測結果を発表している。核実験による3日の地震と23日の地震について発表されたそれぞれの地震発生地点の緯度・経度にもとづいて計算すると、地震発生地点の距離は約7.2キロメートルだ。

23日の地震については、各国でさまざまな見解が発表されており、北朝鮮が地下核実験を実施するために作った巨大な坑道の一部が崩落したとの見方も出ている。中国の専門家からは、北朝鮮がこれ以上核実験を続ければ、坑道を設けている山全体が崩壊し、放射性物質が地上に漏れ出る恐れがあるとの指摘が出ている。(編集担当:如月隼人)

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