爆竹爆発、車内まる焼け・・・婚礼の車列、新郎の車で窓から外に投げ損ねる=広東

中国の祝い事はとにかくにぎやかだ。銅鑼やスオナ(チャルメラに似た管楽器)の楽隊が派手な音楽を奏でる場合もある。録音された音楽を大音量で流すこともある。それに、なんといっても爆竹だ。本来は厄払いの意味があるのだが、中国人にとっては祝いのムードを高める必須アイテムだ。

場所は広東省南沙区の郊外。婚礼の車列がやってきた。1台は、新郎の乗る車だ。車は新郎のものだが、ハンドルを握っていたのは友人だった。そして、車内には大量の爆竹が置かれていた。

中国の爆竹は多くの場合、導火線の部分が束ねられている。導火線の先端に点火すると爆竹が次々に爆発する。派手な音を鳴らしながら飛び散っていく。これが「鞭炮(ビェンパオ)」だ。

新郎はもちろんニコニコ顔だ。運転する友人も同様だ。友人は「ここらで、景気づけだ」と思った。ハンドル操作をしつつ、「鞭炮」に点火した。車窓から外に投げようとした。ところが「鞭炮」は窓枠に引っかかり車内に戻ってきた。導火線でつながった爆竹が、次々に始めた。

うちいくつかが、車内に置かれていた大量の爆竹に引火した。大量の爆竹がはじけて、狭い乗用車内の空間で荒れ狂う。

 

 

異変に気付いた参列者が駆け寄ってきた。何とか消火しようとした。もう手遅れだ。手がつけられない。シートがくすぶりだした。熱でセンターコンソールが変形した。

中国の若者の多くは、結婚の条件として「男性が住む家を確保していること」と考える。その次の条件が「自動車を所有していること」だ。新郎は、自分自身に対してプロポーズ決行の「GOサイン」を出した理由のひとつであっただろう、マイカーを台無しにしてしまった。

修理会社の関係者は「修理代に数万元(5万元=約85万円)程度かかりますからね。(仮に修理後にすぐ下取りした場合の)車の価格はそれより低くなります。修理しても、あまり意味がないのでは?」と評したという。

中国メディアの捜狐などが7日付で報じた。新郎と友人はすばやく車外に脱出したと思われる。同爆発で死傷者は伝えられていない。(編集担当:如月隼人)

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