29歳男性が死亡…ダム湖で行楽、溺れた子どもを救助に向かう=中国・江西

中国メディアの新浪網によると、江西省の葛坳郷小源村にある流金ダム湖で6日午後、溺れた子を救おうとした肖福明さん(29歳)が死亡した。肖さんは妻子と一緒に行楽のためにダム湖を訪れていた。溺れた子は助かった。

ダム湖では6、7人の子どもが水上に組まれた竹の足場で遊んでいたが、うち1人が転落した。肖さんは、子どもらが大声で助けを求めるのを聞き、駆けつけた。そのまま水に飛び込み、溺れている子を救った。

 

肖さんが死亡に至った経緯は伝えられていないが、中国では溺れる人を救おうとした人が、危険な状況になった例が時おり報道されている。多くは、溺れていた人を抱えて岸までたどりつき、つめかけた人々に引き上げをゆだねた後に、力尽きて自分が溺れてしまうケースだ。

中国人は水泳を習うなどの経験の乏しい人が多く、底に足が届かない可能性がある水に入るのを非常に恐れる人が珍しくない。大勢の人が集まり1人が救助のために飛び込んでも、続く人があらわれにくいことが、救助しようとした人自らが犠牲になる事故の発生しやすいことに結びついていると考えられる。

助けられた子どもは近くの診療所に運ばれたが、生体反応は平穏で命の危機は離脱したという。子どもの父親は肖さんについて「本当に感謝している。一生、忘れられない」と述べた。

肖さんは葛坳郷曲洋村で2015年から宅配便代理店を経営していた。肖さん自身が配達業務を行っていたという。

肖さんの店と契約していた宅配便会社の円通速逓は、肖さんの遺族に見舞金5万元(約85万円)を贈った。同社が始めた肖さんの遺族に対する募金には8日時点で10万元以上の寄付があつまった。(編集担当:如月隼人)

 

【関連】
山村の小学校教師、知的障害者の避難を確認しようとして山崩れに巻き込まれ死亡―貴州省

大雨で洪水発生、現場に駆けつけた市の幹部が押し流されて死亡=湖南


社会

Posted by 如月隼人