中国共産党、党規約に「習近平の新時代における中国の特色ある社会主義思想」を盛り込む

中国国営・新華社によると24日まで開催された中国共産党全国代表大会は、党規約に「習近平新時代中国特色社会主義思想(習近平の新時代における中国の特色ある社会主義思想」の文言を盛り込んだ。党規約にマルクス・レーニン以外の個人名が盛り込まれたのは故毛沢東主席とトウ小平(「トウ」は「登」におおざと)氏以来。

 

党規約には、同党の行動指針としてマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、トウ小平理論、「三つの代表」、「科学的発展観」が盛り込まれていた。「三つの代表」は江沢民元総書記(元国家主席)、「科学的発展史観」は胡錦涛前総書記(前国家主席)が提唱したものだったが、党規約に「個人名」は記されなかった。

 

習近平氏による「新時代における中国の特色ある社会主義思想」が、「理論」ではなく「思想」とされたことも注目に値する。改革開放を本格化させ、中国が経済的に大きく発展し、政治・軍事でも存在感を大いにたかめたきっかけとなったトウ小平氏の「理論」よりもさらに高く、建国の父とされる毛沢東氏と同列の扱いにしたとも解釈できるからだ。

 

胡錦涛前総書記は「科学的発展史観」を在職中に党規約に盛り込んだが「行動指針」の部分に記されることはなく、習近平氏に総書記の座を譲った際に、行動指針として、マルクス・レーニン主義や毛沢東思想などと同列に扱われることになった。

 

習近平の新時代における中国の特色ある社会主義思想」が党規約において「行動指針」として扱われることになったかどうかは、今のところ不明。