中国でも#Metooの動き広がる、1日には大学教授のセクハラ行為をかつての教え子が告発

中国でもセクハラ被害の告発が広まっている。1日には在学時に被害を受けたとして女性が大学教授を被害した。中国メディアの紅星新聞が伝えた。
 
女性の名は羅茜茜さん。12年前に北京航天航空大学の博士課程で学んでいた12年前に、副指導教官だった陳小武教授にセクハラをされたと告発した。
 
羅さんによると、博士課程で学び始めたころ、車に乗っていた陳教授に呼び止められた。陳教授は「私の姉が国外に行ってしまって、家事をする人がいない。女子学生なら生まれつきできるだろうから、手伝ってほしい」と言った。
 
羅さんは「できまでん」と拒否したが陳教授が強く求めるので断れず、乗車した。陳教授の姉の家に着くと、陳教授はしばらくしてドアに鍵をかけ、「妻が保守的なので性生活がうまくいっていない」と言い、羅さんに迫った。
 
羅さんは「やめてください。私は性体験がなく、何もわかりません」と言って抵抗し、激しく泣き続けた。陳教授は躊躇しはじめ、結局は迫ることをあきらめた。
 
帰りも車で送ってもらったが、陳教授は「今日のことは他人に言わないように。私は君の品行を試しただけだ。私が受け持つ学生は品行方正な方がよい。君の品行を試してみたが、よかった」と言い出したという。
 
羅さんによると、同件を境に陳教授には不当な扱いを受けるようになった。羅さんは精神が抑鬱状態になり、薬を服用せざるをえなくなった。その後、機会があったので出国し、現在は米国のシリコンバレーでIT関連の仕事をしているという。
 
羅さんは陳教授の行為を「秘密」にしていたが、2017年10月13日にSNSで陳教授についての「科学研究費を別の目的で使っている。学術レベルは低下した。女子学生に対するセクハラ行為さえある」との書き込みを発見。後輩の女子学生も被害を受けていることを知ったことで、「もはや黙ってはいられない」と考え告発することを決めたという。
 
羅さんはすぎに被害を受けたと見られる後輩の女子学生と連絡を取り、協力して証拠集めをした。集まった証言や録音テープなどにより、羅さんを含めて少なくとも7人の被害者がいるとして、2017年10月18日には陳教授の行為を北京航天航空大学に通報した。
 
羅さんによると、被害を受けた女子学生の1人はこれまで、仕事に関係する証明で将来、指導教官だった陳教授のサインが必要になる場合も考えられ、卒業証明の請求でも陳教授に妨害される可能性や、自分の家族に報復される可能性を考えると怖くなり、セクハラ被害を他人には言えなかったと説明した。陳教授から電話で脅された女性もいたという。
 
北京航天航空大学は1日午後7時ごろ、SNSを通じて「ただちに作業チームを結成した。迅速な調査を展開してる。陳小武教授については、暫定的に業務停止にしている」と発表した。
 
中国では12月にも、上海市の会社に勤める女性が「自分もセクハラ被害を受けた」とSNSに投稿するなど、 #Metoo の動きが広まっている。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人