水源整備事業…工事失敗して使用中の水道管破壊、蛇口から水1滴も出ない状況に=中国・陝西

陝西省商落市山陽県の城関鎮張垣村で住民数百人が、水道を使えない状態になっていることが分かった。県が実施した水源整備事業の工事で、これまで使ってきた水道管を破壊してしまったためという。中国メディアの新浪網が5日、写真記事として報じた。
村住民の話によると、村に水道が引かれたのは1970年代。川の水をせき止めるダムを作り、その下流部分は元の河床を利用して水道管を通す暗渠とした。詳しい説明はないが極めて簡易なつくりで、川上流に設けられたダムと村落部分の高低差による圧力だけで、各民家の蛇口まで送水していたようだ。
 
浄水についても不明だが、中国人はもともと生水を飲む習慣がない。水源が汚染されてさえいなければ問題はない。人々は飲用に、生活用に重宝してきた。
 
ところが、1カ月ほど前に県による新たな水源整備事業にともなう貯水池建設工事が始まってしばらくして、蛇口から出る水が濁りだした。ほどなくして水道水は1滴も出なくなった。誤ってこれまで使ってきた水道管を破壊したからだった。土砂が水道管の中に入り、現在ではすっかりつまらせてしまったという。
 
村住人は、すでに放棄されていた井戸に行列して、水を汲んでは使う生活を余儀なくされている。現在は、工事は停止されているという。
 
山陽県水務局の楊平富副局長は事業について「県にとって重要な事業だが、施工に注意が足りない部分があり、水道管の中に土砂を入れてしまった。業者には迅速に修復工事を行うように指示した」と述べた。(編集担当:如月隼人)

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