着用していたダウンジャケットが爆発、驚く男性・腰抜かす妻=重慶

張さんは厨房の整理をしていた。ビニール袋を炊飯器にかぶせて埃よけにした。その時だった。背後で「パン!」と大きな音が響いた。とっさに「爆発だ!」と思い、あわてて厨房から外に逃げ出した。しかし振り返ってみても厨房内に特に異変はないようだ。ビニール袋をかぶせた炊飯器にも変化はない。
 
大きな音に聞きつけて妻がやって来た。張さんの後ろ姿を見て腰を抜かすほど驚いた。ダウンジャケットの背中の部分に穴が開いて、羽毛が飛び出していた。妻は何と言ってよいのかわからず、「驚いた、驚いた」と繰り返しつづけた。
 
 
 
 
ダウンジャケットが爆発したのは浙江省麗水市にあるマンションの一室。1月4日午前だった。それにしても、どうして爆発したのか。不思議に思って管理人を呼んだ。
 
まず気づいたのは、厨房内にかなり強いガス臭が立ち込めていたことだ。ガスボンベが置かれていた。張さんが来ていたダウンジャケットとガスボンベの近くにあったタオルやビニール袋に焼け焦げがあった。
 
管理人はボンベから漏れたガスがあると判断し、改めて栓をきつくしめてベランダに出した。現地消防署に問い合わせたところ、やはりガス爆発の可能性が高いとの回答だった。空気が乾燥している環境では、衣服がこすれて静電気が発生し小さな火花が発生することがある。空気中に一定濃度以上のガスがあれば、爆発しても不思議ではないという。
 
とすれば、大爆発に至らなかったのは全くの幸運だったと考えられる。焼け焦げたジャケットやタオルなどがあったのは狭い範囲だったので、爆発をもたらすほどガスの濃度が高まっていたのはガスボンベにごく近い空間だけだったと推定できる。
 
また、ダウンジャケットにはまだ羽毛がかなり残っており、爆発で発生した炎がジャケット内部までは届かず、張さんはやけどを免れたと考えられる。
 
消防はガス器具の安全確保について、「使用後は元栓を閉じること、特に就寝前や外出時には元栓を閉じること」「ゴムホース類は常に問題がないか点検し、18カ月に1回は交換すること」「ガス漏れがあった場合には電気器具のスイッチをいじらないこと」「ガス湯沸かし器やガスコンロの使用年限は8年であり、期限を過ぎた場合には問題が発生しているはずなので、必ず交換すること」などの注意点を説明した。(編集担当:如月隼人)

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