泣くのはいやだ、笑っちゃおう…ボヤを出してもボヤかず陽気に、今度は人気に火が付いた=桂林

中国で、煤だらけの顔で「火事には注意」「一切合切を笑い飛ばそう」と呼びかける若い男女のカップルが評判になった。ボヤを出した直後の部屋で撮影した画像や動画を公開したことで人気が集まった。
2人は広西チワン族自治区桂林市にある集合住宅に住んでいる。8日午前、部屋に置いていた電気ストーブが火を噴いた。広西新聞網によると、電気回路のショートが原因だったという。
 
男性の鐘さんによると、火が出た時にはトイレにいた。パチパチという音に気づいて部屋に戻ると、ストーブから大きな炎が出ていて、立ち込めた煙と刺激臭で息ができないほどだった。「ウソじゃありません。本当にアセりましたよ」という。
 
階上・階下の人も駆けつけてくれ、7、8分後には消火に成功した。リビングルームの一部を燃やしただけのボヤですんだが、厨房、寝室などすべての部屋の天井、さらに自分自身の顔も真っ黒になってしまった。
 
動画の冒頭で鐘さんは、カメラに向かってまじめな顔で説教でもするような調子で「この件で皆が理解しなくちゃならないことがあるぞ。冬の火災予防はとても大切だということだ」と語る。続けて「まだある。一切合切を笑い飛ばそうということだ」と言い、自ら笑い転げた。
 
続いて女性が登場。気取った様子で「ではここで、皆さまが『紅紅火火(ホンホン・フオフオ)』であるようお祈り申し上げます」と言う。「紅火」とは直訳すれば「赤い火」。火が勢いよく燃える様子にかけて、中国では「勢いがあること」「景気のよいこと」などを示す縁起のよい表現だ。元旦から春節(旧正月)に向かう年越しのシーズンであることから、ボヤ発生にかこつけて祝賀のメッセージを贈った。
 
鐘さんは動画で、大泣きをする様子や消火器を使いながら大笑いする演技も披露した。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人