中国・李克強首相、東南アジア5カ国との協力は「高速鉄道時代」に突入した

中国の李克強首相は10日、カンボジアの首都、プノンペンで開催された第2回瀾滄江・メコン川協力指導者会議で演説した。自国経済が順調に推移していると強調した上で、「メコン川協力は新型列車の先頭車両のようなものだ。中国と沿岸5カ国の協力体制に『高速鉄道時代』をもたらしてくれたと述べた。
メコン川は上流部分が中国領内を流れ、瀾滄江(ランツァンヂアン)と呼ばれる。下流部分の沿岸国はミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの5カ国だ。
李首相は、2017年における中国とメコン川下流5カ国の貿易総額は前年比16%増の2200億ドル、中国から5カ国への累計投資額は420億ドルを超え、17年単年の投資額は前年比20%増だったと説明。
 
さらに2016年に開催された第1回の瀾滄江・メコン川協力指導者会議以来、中国と5カ国を結ぶ航路は300路線以上増設され、2017年の人員の往来は延べ3000万人程度に達したと指摘。メコン川協力は中国南部と東南アジアにおいて最も活力あり、最も成果を上げている協力メカニズムと主張し、メコン流域経済発展ベルトやメコン国家運命共同体を築くことで地域の平和と発展のための力強い原動力をもたらすことを希望した。
 
李首相は自国経済については、2017年の国内総生産(GDP)成長率は6.9%の見込であり、失業率の低下、輸出入の回復、政府・個人の増収や企業収益の好転、金融市場の平穏な推移などを挙げ、経済状態は良好と強調した。(編集担当:如月隼人)

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