所持品検査で拳銃と実弾、周囲の乗客が恐怖で混乱…係員「これは演習!」と叫んでパニック回避=四川

中国メディアの澎湃新聞によると、四川省成都市の地下鉄で3日、安全検査係員が駅構内に入る乗客の所持品検査をしていたところ、女性客1人がバッグの中に拳銃と実弾を隠し持っていたことを発見した。周囲の乗客が一斉に逃げ出すなどで混乱しかけたが、係員がとっさに「これは演習です!」と叫んだのでパニック発生が回避できたという。
 
騒ぎがあったのは成都市地下鉄1号線の華西壩駅。女性客のバッグから拳銃などが出てきたことを見た周囲の乗客が驚いて逃げだすなど現場は混乱しすぎた。検査係員の朱さん(18歳)はとっさに「これは演習です。皆さん、慌てないでください!」と叫んだ。周囲の乗客は安心し、パニックを回避することができたという。
 
拳銃などを所持していた女性客はその場から逃げようとした。朱さんは同僚とともに女性客の身柄を確保して、駆けつけた警察官に引き渡した。警察は、拳銃を持っていた女を、違法に銃器を持っていた疑いで取り調べている。
 
成都市公安局(成都警察)によると、同市地下鉄では最近、持ち込み禁止の物品を伴い乗車しようとして所持品検査で発覚する事例が増えている。12月31日にはミネラルウオーターのペットボトルにガソリンを入れて駅に入ろうとした乗客がいた。1月5日には銃弾を、6日にはペットボトルに入れたガソリンを持ち込もうとした事例があった。
成都市公安局と成都地下鉄公司は11日、12月31日から同日までに違反品の持ち込みを防止したとして安全検査係員12人を表彰し、1000-5000元(約1万7000-8万6000円)の奨励金を支給した。朱さんはパニックを防止したことも評価され、5000元を受け取った。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人