中国が憲法改正へ、注目のポイント(8)多民族国家のあり方の記述…共産党中央が18、19日に会議

中国共産党中央は18日と19日、第19期中央委員会第2回全体会議(第19期二中全会)を開催する。会議では現行憲法の一部改正案が決まる見込みだ。中国で発生しつづけている少数民族の抗議活動やテロの現状を考えれば、多民族国家のあり方に関連する部分の改正の可能性も否定できない。
現行憲法は序言(前文)部分で「中華人民共和国は全国各民族人民が共同で築いた、統一された多民族国家」、「大民族主義、特に大漢族主義に反対せねばならない。そして地方民族主義にも反対せねばならない」と記述している。
 
多民族国家の維持を宣言する部分であり、人口が圧倒的に多く経済や社会生活など多くの面で有利である漢族の少数民族に対する配慮をより強調した内容だ。ただ、昨今の「事件」は、宗教とも密接に関連して発生する場合が多い。
 
そのため、「地方民族主義」に関連して「極端思想」などの文言を追加して、憲法においても容認できないと強調する可能性も否定できない。(編集担当:如月隼人)

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