上海沖で衝突のタンカー、日本のEEZ内まで漂流して爆発・沈没

中国中央電視台(中国中央テレビ)によると、上海沖で貨物船と衝突して炎上し、その後は漂流して日本の排他的経済水域(EEZ)内に到達していたパナマ船籍のタンカー「SANCHI」が14日午後1時ごろ(日本時間)、爆発を伴った大炎上を起こして沈没した。
 
 
SANCHIはイラン産の原油約13万6000トンを積んで、韓国に向かっていた。乗組員は32人でイラン人とバングラディシュ人。6日午後8時50分ごろ、上海沖約290キロメートルで香港船籍の貨物船「CF CRYSTAL」と衝突。火災を起こして漂流しはじめた。
 
中国側は多数の船舶を出動させて消火に努めたが、爆発の危険があるために近づきにくいなどで、効果はあまり上がらなかったという。SANCHIは13日までには日本のEEZ内に達し燃え続けた。
 
14日午後1時ごろには、爆発を伴った大炎上が発生。船首部分が破壊され、船は右側に20度ほど傾いた。その後、火の勢いがさらに強くなり、火炎は高度800-1000メートルに達した。
 
午後2時45分ごろには船全体が黒煙で覆われ船体を確認できなくなった。その後、沈没が確認されたと発表された。13日までには、中国の捜索官4人が一時的にSANCHIに乗り移り、乗組員2人の遺体と航海情報記録装置(VDR)を回収した。
 
SANCHI乗組員はこれまでに計3人が遺体で発見された。イラン国営テレビによると、同国の海軍司令官は、「残り29人は探し出せない可能性がある」との考えを示した。
 
SANCHIと衝突したCF CRYSTALも損傷を受けたが航行は可能で、1 0日正午半ごろに浙江省の舟山老塘山埠頭に接岸した。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人