55歳警察官、心臓の救急薬を服用しながら1500m走って詐欺容疑者の身柄を確保

24日付北京晨報によると、北京市豊台区豊益派出所に勤務する警察官が16日、自らを占いができる僧侶と詐称して代金をだまし取った容疑者を追跡し、心臓の薬を飲みながら1500メートルを走って身柄を確保した。
 
劉兆南警察官は16日午前10時ごろ、同僚とともに警察車両に乗って担当地域をパトロールしていた。男性1人が駆け寄ってきて、占い師と称する詐欺に代金を騙し取られたと訴えたという。
 
劉警察官らは男性を車両に乗せ、逃げたと思われる方向に進み、容疑者を発見。容疑者は警察車両を見て、路地に逃走した。車両乗り入れができないので、劉警察官は走って追跡。しばらくして苦しくなったので、劉警察官はポケットから心臓の救急薬を取り出し、3錠を服用しながら追跡を続けた。
 
劉警察官らは、約1500メートル走ったところで容疑者の身柄を確保した。劉警察官は今年55歳。記事は詳細を記していないが、救急薬を持ち歩いていたことから、心臓に持病があると考えられる。それでも追跡を続けたことについては「警察官の職業本能なんでしょうね」と説明したという。
 
詐欺の被害にあった男性は李さん。容疑者は街頭で、自分は五台山の僧侶であり、占いや悪運を除去する特殊な能力があと言った。五台山は山西省にある名刹で、中国ではよく知られている。容疑者はさらに、占いなどで料金をとることはしないと言った。李さんは最近になり家庭内で困った事情が発生していたので、占いをしてもらう気になった。
 
しかし占いが終わると容疑者は金銭を支払うよう要求した。李さんはやむなく600元(約1万円)を渡した。容疑者は李さんに「お守り」と称する札を渡し、札を持って目を閉じたまま後ろに3歩下がるように指示した。
 
指示に従った李さんが目を開けると、相手は速足で立ち去るところだった。「これは詐欺だ」と確信し、通りかかった警察官につかまえるよう訴えたという。
 
警察の調べで、容疑者は五台山の僧侶ではなかったことが分かった。街頭で占いなどと称して詐欺を行っていたことを認めた。警察は容疑者が違法行為をしていたことは間違いないとして、行政処罰の1種である治安拘留を適用することに決めた。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人