2000年以上前の酒、蒸発せずに残っていた…陝西省の古墓から発掘、銅の壺に密閉されて

 
 
 
新華社によると、陝西省西咸新区空港新区の古墓から、2000年以上前の酒が見つかった。銅の壺に密閉されて残っていたという。
発掘調査が行われた墓は、戦国時代末期から秦代にかけてのものと見られている。
秦は紀元前221年に斉を滅ぼすことで「戦国時代」と呼ばれる分裂時代に終止符を打った。しかし、苛酷な統治が反乱を招き、秦により滅亡した楚の将軍の家筋だった項羽や無頼の徒だった劉邦に攻められて紀元前206年に滅んだ。
つまり、発見された酒は2200年以上昔の「古酒」だったことになる。
墓は何度も盗掘されていたが、それでも新たな発掘により260点が見つかった。銅の壺はその1つ。中には、薄緑色の濁った液体が残っていた。酒だとされるが、容器の成分が溶けだしたための色の可能性があり本来の酒の様子は明らかにされていない。
酒の種類についても未発表。ただし、中国で蒸留酒が作られるようになったのは元朝(1271-1368年)で、アラビア人から蒸留の技術が伝わったとされている。そのため、穀物などでんぷん質の材料を発酵させた醸造酒や糖分を多く含む果実などを材料にした発酵酒である可能性が高い。(編集担当:如月隼人)

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