ハイチ大統領が台湾訪問へ…減少しつつある国交維持国、ただし幕僚は「中国とも交渉中」と示唆

中華民国(台湾)外交部は26日、ハイチ共和国のジョブネル・モイーズ大統領が夫人とともに28日に台湾を訪問すると発表した。台湾側は最大級の歓迎をする予定だが、ハイチ側は一方で、ラロ幕僚長が自国への投資について中国側と交渉していることを示唆した。
台湾側はモイーズ大統領を最高の礼で歓迎する。蔡総統とモイーズ大統領が両国の友好を称え、相互に勲章を授与することも予定されている。モイーズ大統領は国会議員団と同国企業家も随行する。
ハイチは16世紀以来、スペイン次いでフランスの植民地支配を受けたが、1804年には独立を達成し、世界初の黒人にょる共和国を成立させた。しかしそれ以降も政治的な混乱が続き、2010年のハイチ大地震およびその後のコレラ流行による大被害で経済は低迷を続けている。
ラロ幕僚長は最近になり「台湾は長期に渡る友好国だ。しかしハイチはさらに多くの利益を追求している。われわれは各方面とあらゆる可能性について協議している」と、中国との接触を示唆する発言をした。
ラロ幕僚長はさらに「ハイチは伝統的な援助や慈善のための基金を必要としていない。求めているのは投資によりハイチを発展させる相手だ」などとも述べたという。
現在のところハイチ側の真意は不明。ただし、国交の維持について台湾にこれまで以上の経済上の大きな見返りを求め、納得できなかった場合に中国に「乗り換える」可能性も否定できない。(編集担当:如月隼人)

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