雑記:中国「幹部子女の大学入学」についての噂…裏口使っても授業についていけなさそうな場合どうする

文部科学省の高級官僚と東京医科大学の問題が、マスコミをにぎわせております。なんでも、官僚側が大学に便宜を図る見返りに、息子の入学試験の点数を上乗せしてもらい合格にこぎつけさせたということです。この問題をどう考えるかは別にして、思い出したことがあります。中国における共産党高級幹部の子女の大学入学問題です。
特別な「取りはからい」があるのは中国でも「表立っては言えないが、だれもが知っている」ことですよね。親が共産党高級幹部ならば多くの場合、清華大学とか北京大学にご入学。家庭環境がよかったとしても、そういう中国を代表する一流大学にはそうそう入れるものでない。一般入試とは別の特別枠があるとしか思えない。
気になるのは、入学してから周囲の秀才学生に混じって、勉学ができるのかということです。まあかなりのお目こぼしをしてもらえるとのこと。ただ、あまりにも成績が酷いと、あとでよからぬ評判も出かねないし、本人の面子も、それ以上に親の面子があるから、それなりに努力はすると聞きました。あ、この文章はあくまでも噂にもとづいていますからね。噂です、噂。
エリート党員の子女が特別枠で名門大学に合格したとします。本人もそれなりに努力する。相当に努力すると言ってもよいでしょう。でも、それでもついていかれない人はいるはずです。お勉強が人間の価値を測定する最もよい物差しと言うわけではありません。でも、向き不向きはありますよね。向かない人もいる。努力しても「試験の点数」が伴わない人もいる。そういう人の場合どうするか。
美術大学に入れてしまうそうですな。中国画などを専攻させることが多いそうです。中学、高校と進むうちに、一般大学に入れて大丈夫かどうかはだいたいわかる。「こりゃ無理そう」ということになれば、絵の勉強をさせて美大に入れるというのです。
さて、ここからは北京にいたバイオリンを専攻する音大生に聞いた話です。私が「音大に入れるケースはないの?」と聞くと、「1度あったが失敗したので、もうやらないはずだ」とのこと。絵を書いていれば、なんとかなる。作品について、本当にどうにもならない場合、発表前に先生が手を入れてしまえばよい。アトリエという密室内の作業ですからね。なんとでもなる。
作品を発表しても、天才画家とはだれも思っていないわけですから、それなりの水準に達していれば、「なかなか、大したものだ」でおしまいになる。
音大の場合、そうはいかない。人前で演奏せねばなりませんからね。学内コンサートもあるし、卒業演奏もある。教えてもらった失敗例ですが、子どものころからバイオリンを習っていたので、素人としてはまあ上手だった。ただ、厳しい試験を潜り抜けて名門音大に入ってきた一般学生と比べると腕前の差は歴然。「聞いていてかわいそうだった」と言います。
ふうむ。だから美大に入れるのかあ。ということで、それとおぼしき実例は? というと、これがあるのですねえ。今となっては昔の話ですが、超超大物の娘さんが美大で学んでおられました。彼女らが実力で入学したのか特別枠で入学したのかは分かりませんので、ここでは名前を伏せておくことにします。