翻訳を手掛けた書籍が出版されました「中国の「赤い白酒」~茅台酒の奇跡~」

 
このたび、日本東方出版社から私が翻訳を手掛けた「中国の「赤い白酒」~茅台酒の奇跡~」が出版されました。
翻訳と言っても、私がすべて最初から訳したわけではなく、第1、2章は川邊万里さん、第3章は浅野稲美さんが、第4章は佐藤嘉江子さんが担当し、私は最後の第5章の翻訳を担当しました。第1~4章については、私が内容の確認と文体や用語の統一を行いました。訳注も全章に渡って私が担当しました。ということで、私は翻訳統括という、ちょっと偉そうな立場ということになりました。
本書の内容は、「紀元前から現代に至るまでの中国の酒文化史」「茅台酒づくりに欠かせない、工場所在地の微生物環境」「茅台酒づくりの伝統技術の詳細」「茅台酒が『国酒』と言われるに至った経緯」「産業興亡史の視点までを含めての茅台酒メーカーの企業戦略」「最新のIT導入までを含めてた偽物撲滅の対策」など多岐に渡ります。
そのため、古典の引用から最新のIT用語、マーケティング用語など幅広い専門用語が出てきて、かなり苦労しました。訳注をかなり入念に入れたこともあり、日本人にとっても「茅台酒を理解しようと思ったら、とりあえずこの1冊でOK」という訳書になったと自負しております。
多くの人が本書に目を通していただきたいと願っております。よろしくお願い申し上げます。
【以下、「訳者あとがき」より】
……中国で「国酒」と評され、数多くの愛飲家やコレクターを、ここまで夢中にしている茅台酒について知識を得ることは、日本人にとって意義が大きいと考える。本書の主張には、日本人読者に違和感を与える部分があるかも知れない。しかしそれでも、中国人がどうしてそう考えるかを考えることで、「引越しできない隣国に住む日本人」にとって、中国と上手に付き合う上で、大きなヒントを得られるはずだ。


Posted by 如月隼人