誠に僭越かつ不謹慎ですが……

前から気になっていたことがある。“爆発草子”です。初めて拝見した時、「こりゃ、やられた!」と思った。大笑いしました。ただ、ちょっと気になったことがある。文中に「爆発」の文字を入れない方が、リズム感が出るのではないか。


と思っていたのですが、3月22日掲載の記事

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0322&f=national_0322_045.shtml

吹き飛ぶマンホール蓋、たなびく煙…道路500m爆発=江西

に対するコメントで、


>如月さん、これって…w
はるか昔のコメのほぼ流用ですが貼っておきますね^^


との前置きとともに、再びご投稿いただいた。ずっと気になっていたのだから、これも何かの縁かも。


ということで、私なりに、もう少しアレンジしたバージョンをご披露したくなった。ううむ。我慢できないぞう。ということで、ご紹介します。しかし、不謹慎だなあ。お叱りを受けなければいいんだけど


あ、それからですけど、原作も一緒に掲載しておこう。


お断りしますが、“爆発草子”への私の改作は、人のアイデアをパクっただけです。“パロディ原作”を発案されたジェットモグラさんには、心の底からの敬意を表したいと思います。


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<爆発草子>


春は、下水
やうやう臭くなりゆく汚水は
マンホール飛ばして
白だちたる煙の細くたなびきたる


夏は、変圧器
猛暑の頃はさらなり
日照りもなほ
碍子(がいし)の多く飛び違ひたる
また、ただ一つ二つなど、激しく光りて行くもをかし
スイカなど砕け散るもまたをかし


秋は、飲食店
夕日のさして、爆風いと近うなりたるに、客の外に飛び出るとて、
三つ四つ、二つ三つなど、ガラス飛び散るさへあはれなり
まいて破片などのつらねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし
日入り果てて、爆音、アイヤーの声など、はたいふべきにあらず

冬は、テレビ
炎上したるはいふべきにもあらず
新品のいと安きを、まっさらとて喜び手に入れ
スイッチなど急ぎ入れ、番組の途中なるも、火花の次々。
2月になりて、ぬるくゆるびもていけば、
爆竹の火も、広く吹き飛びがちになりて、ワロス。
(ううむ、冬のところをちょいといじろうとしたら、ものすごく難しかった)


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<枕草子>
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際(やまぎは)
少しあかりて
紫だちたる雲の細くたなびきたる


夏は夜
月の頃はさらなり
闇もなほ
蛍のおほく飛びちがひたる
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし
雨など降るもをかし


秋は夕暮れ
夕日のさして山の端(は)いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音(おと)、虫の音(ね)など、はた言ふべきにあらず


冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば
火桶(ひをけ)の火も、白い灰がちになりてわろし