中国で新ルール…映画リバイバル上映が許可制に、親に「すねかじり拒否権」、その他

書くのが大変だったが、とても面白かった。特に地方の条例。「すねかじり拒否権」とか「侮辱的あだ名は“いじめ”と見なす」とか「子どもに電話しろ」とか。
 
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以下は、中国で12月1日から実施されることになった新たなルール。
●長距離バス利用での軍人と家族の優先
長距離バス利用時の乗車券購入、安全検査、待合室利用、乗車などで軍人と家族の優先をルール化。軍人と同行の家族(2人まで、軍人との関係を証明する書類等は不要)に適用。
●違法内容頒布の通報で報奨金の上限を980万円に
「掃黄打非」運動の一環として、問題行為を通報した者への報奨金を最高で60万元(約980万円)とする。「掃黄」とは「ポルノ一掃」、「打非」とは「社会の安定を破壊」「国家の安全に危害」「民族分裂を扇動」「著作権を侵害」などの違法な内容を指す。出版やインターネットを通じて、さらに公共の場所での露出など、すべてが取り締まりの対象となる。
●映画のリバイバル上映が許可制に
過去に上映された映画を再び上映する際にも、審査と許可を必要とする。リバイバル上映館は2500カ所以下とする。
●「危険貨物道路運輸規則」を施行
危険貨物の分類、梱包(荷積み方法)、表示、運送委託などの規則を明確化。
●クレジットカード「悪意の借り越し」の適用範囲を緩和
最高人民法院(最高裁)などによるクレジットカードの「悪意の借り越し」についての解釈が適用された。これまで1万元(約16万円)だった適用基準金額の最低額が5万元(約81万円)に引き上げられた。債権者である銀行が2度にわたり有効な支払い請求を行ったにもかかわらず、3カ月が経過しても応じなかった場合に適用される。借り越し額が5万元から50万元の場合には5年以下の懲役と2万元以上20万元以下の罰金が同時に科される場合がある。
●海南島でショッピングの免税限度額が年額約49万円に引き上げ
離党対策として海南島で実施されている物品購入の際の免税限度額が年額3万元(約49万円)に引き上げられた。外部からの旅行者だけでなく島内居住者も対象。買い物の回数は限定しない。同政策がテストとして一部で始まったのは2011年4月で、2012年11月には正式施行された。当初の年間限度額は8000元だった。
●警察が公務執行状況を公開し職員考課の材料としても利用
中央政府・公安部は、全国の警察機関で公務執行の状況公開を義務付けた。職員の考課の材料としても利用する。個人あるいは法人は、警察機関が状況公開していないと考える場合には、該当機関または上級機関に告発することができる。
●生きた豚の道路輸送で監視と規制を強化
生きた豚を道路輸送する際に、当局による監視を強化する。車内の豚の密度に制限を設ける。輸送実施者は県クラス行政区の獣医部門に届けねばならない。
●北京市:新築住宅購入者に入居前の品質チェックさせることを建築業者に義務づけ
北京市では各種の新築住宅について、入居前に購入者による品質チェックを手配することを建築業者に義務づけた。
●広東省:小中高校生に「他人に侮辱的なあだ名」をつけることを禁止
他人に侮辱的なあだ名をつけることを「いじめ」と見なし、悪質な状況と見なした場合には放校処分にする。
●貴州省:上海など指定地域からの旅行客対象に、観光スポット入場料を優遇
上海市、遼寧省、江蘇省、浙江省、広東省、山東省、香港、マカオ、台湾からの旅行者を対象に、省A級旅遊景区(A級観光スポット)への入場料を免除する。それ以外への観光スポットの入場料も5割り引きにする。期間は2019年2月28日まで。
●福建省:実家を離れて働く父母に、子どもへの連絡を義務づけ
現金収入を得るなどの目的で実家を離れて生活する父母に対して、1カ月に少なくとも2回は電話または動画で連絡をすることと、少なくとも半年に1回は面会することを義務づける。
●河北省:成人した子を持つ親に「すねかじりを拒否する権利」認める
高齢者権益保障条例に、成人し独立して生活できる能力を持つ者が、高齢の家族に対して経済支援を求める権利を認めると同時に、高齢の家族には拒否する権利を認めた。高齢の家族は該当する扶養家族に対して、家を出ることを求めることもできる。
 
●山東省:公費医学生の学費と居住費免除し、生活保護を支給
農村部で勤務する医療関係者の充実を目的に、公費医学生として毎年300人を育成する。該当者には学費と居住費(寮費)を免除し、毎年4000元(約6万5000円)の生活補助を支給する。
●浙江省:農村の共同資産を株式化して売買を許可
農村部の共同資産を株式化して住人に保有させ、流通(売買)させたり資金借入の際に担保にすることを認める。
●南京事件の追悼式典に黙祷義務づけ、関連施設内では日本軍軍服の着用など禁止
12月13日に「南京大虐殺の犠牲者」に対する追悼式典を行う際、会場以外でも1分間の黙祷を義務づける。関連施設内では日本軍国主義を象徴する軍服、旗、図像、その他の道具を用いることを禁止する。

社会

Posted by 如月隼人