日本でもあった…「日露戦争でそれっ!」

最近は本数が少なくなりましたが、「それっ! シリーズ」なんで記事を書いているわけです。例えば<高速道路に羊4匹が迷い込む、それを見た運転手、急停車して「いただこう、それっ!」―中国>てな記事があります。
ところで、本を読むのはとにかく好きです。ジャンルはあまり関係ないなあ。古本屋で、安い文庫を買ったりすることも多い。激安で売っている場合も多いですね。読んでがっかりしたとしても、それほど苦にはならない。
ということで、本日読んだのが「史実を追う旅」(吉村昭)。吉村氏が小説を書くために取材した話や、小説には書けなかった話をまとめた本ですが、こんな話がありました。場所は対馬にある村。日露戦争の日本海海戦で沈没したロシア軍艦からボートで脱出して日本にたどり着いた将兵が捕虜として収容された施設があったとのこと。
戦争は終わり、ロシアの捕虜も引き上げていった。「ある日、風呂帰りの人が草むらで一銭銅貨大の銭を拾ったところ、これがロシアの金貨」だったと言います。人々が集まり始めた。地面を鋤で掘り返すと、掘るたびに金貨がざっくざく。
「そのうち、一人が手を出したのがきっかけになって、われ勝ちぬ奪い合うように拾いはじめ、30枚、20枚も拾った人は少数でしたが、他の人々もかなりの枚数を拾った」とのこと。
結局は当局の知るところになり、拾った金貨は没収され、きつく叱り置かれることになったそうです。
金貨はロシア人捕虜が埋めたとしか思えない。ううむ。明治日本、日露戦争の直後に「それっ」があったわけかあ。まあ、そうなるだろうなあ。