中国軍中将が「台湾武力解放」に言及…「独立分子を戦犯として懲罰することになる」

中国人民解放軍軍事学院の元副院長である何雷中将は9日午後に国務院新聞弁公室(中国政府報道事務室)で行われた記者会見で、「将来、やむをえず台湾問題を武力で解決する時には、ごく少数の台湾独立分子を戦犯として懲罰することになる」と述べた。中国メディアの環球網が10日付で報じた。
何中将は「台湾独立分子には、『懸崖勒馬』『回頭是岸』と申し上げたい」と発言。「懸崖勒馬」は「崖っぷちで馬の手綱を締めて停まる」で「ぎりぎりの所で危険を察知して覚醒する」、「回頭是岸」は「振り返れば岸がある」で、「猛省して心を入れ替えれば救われる」を意味する。
何中将は台湾独立派に対して、「懸崖勒馬」「回頭是岸」をしなければ、「中華民族のくずであり、中国の歴史的犯罪人であり、大陸が台湾問題を武力で解決せざるをえなくなる元凶そのもの」と論じた。
何中将はさらに、中華人民共和国が発足する直前に中国共産党が国民党反動派数十人を「戦犯」と宣言した例を挙げ、「われわれが将来、やむをえず台湾問題を武力で解決する時には、ごく少数の台湾独立分子を戦犯として懲罰することになる」と述べた。
何中将は台湾独立派に対して「賊の心と賊の魂胆を持っているが、彼らには賊の能力も賊の手段もない」として、「台湾を中国の領土から分割しようとしても広大な台湾同胞を含め、中国の13億人以上の人民は絶対に応じないし許さない」などと述べ、台湾独立の動きは歴史の大勢を考慮しないもので、「蟷螂の斧と同様に自滅する」と論じた。
何中将はさらに「いわゆる外部勢力が世界の警察官を自任して中国の内政に干渉している。中国の内政に干渉し中国の平和統一を阻止し、破壊する外国も、大陸側がやむをえず台湾問題を武力解決することの元凶だ」と述べた。何中将が主に米国を指しているのは明らかだ。
このところ、「武力解放」に触れる発言が続いている。中国政府国防部の呉謙報道官は12月27日の記者会見で、台湾側の国防部が「大陸側の実戦能力は極めて急速に進歩している」との見方を示したことについて、「私もその評価に同意する」とした上で、「武力統一になれば、(台湾側には)出口はない」と強調した。
さらに、習近平中国国家主席は1月2日に「台湾同胞に告ぐ書」発表40周年記念大会での演説で、「平和統一に最大限の努力をする」と述べた上で、「武力使用の放棄は承諾できない。すべての必要な措置を選択肢とすることを保留する」などと改めて述べた。(編集担当:如月隼人)