5月連休が突然発表、中国人「遊びに行こう、それっ!」…行楽客1億5000万人の予想

中国政府が22日、「5月1日(メーデー)からの4日間を連休とする」と突然発表したことで、多くの中国人が「気もそぞろ」になった。旅行や観光を楽しもうと、航空券の予約販売も急増。中国国内の行楽客の人出は延べ1億5000万人程度になるとの予想もある。
労働者の祝日であるメーデーは社会主義国である中国にとって特別な意味があった。中華人民共和国成立直後の1949年12月には、5月1日を含めて7日間の連休とすることに定められた。しかし2007年には、伝統行事の日である4月の清明節、旧暦5月5日の端午節、同8月15日の中秋節が祝日に定められた代わりに、5月1日は1日だけの祝日となった。
ただし、中国では祝日の前後の週末の休みを移動させることが一般的だ。そのため、5月1日は事実上の3連休だった。しかし、2018年暮れに発表された2019年の連休スケジュールでは、5月1日前後に連休が設けられなかった。週の中央にある水曜日だったので、土曜・日曜日の移動は無理があると判断されたと見られている。
ところが中国政府は3月22日になり、5月1日から4日までを連休とすると発表した。5月3日の木曜日と4日の金曜日を休日にする代わりに、4月28日と5月5日の日曜日は平日扱いにする。いずれにせよ、前年の決定を変更する異例の措置だ。同発表は、多くの人の「遊び心」に火をつけることになった。
中国旅遊研究院の韓元軍博士によると、花見の旅、マイカー旅行、革命聖地の旅など、比較的短期間の旅行を考えるようになった人が多い。観光地でも、繁忙期料金による値上がりが見られる。また、大量の観光客を迎え入れるための準備期間が短いことは、観光客受け入れ側にとっては試練になるという。
海外旅行としての目的地は、日本、タイ、シンガポール、ベトナム、トルコなどに注目が集まっている。22日午前10時から午後0時までの航空券予約量は、国内便が前週同期比で50%以上、国際便は150%以上の伸びという。
韓博士によると、5月1日から4日にかけて国内旅行や行楽をする人は延べ1憶5000万人程度に達する見込みだ。集客が特に見込めるのは、ブランド力のある大手旅行会社や、チェーン方式のホテルや飲食店という。(編集担当:如月隼人)

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