吹き飛ぶ壁、飛び散るレンガ…民家内「非合法給油所」が爆発=湖北

本日は、ニュースを書けなかった。ということで、昨晩に続き「こぼれネタです」


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湖北省襄陽市郊外の村落で11日午前7時ごろ、非合法に営業していた給油所が爆発・炎上した。消防士約50人がかけつけ、約2時間後に火を消し止めた。市当局によると襄陽市内には非合法な給油所が289カ所あることを確認。取り締まりを進めているという。楚天快報などが報じた。


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王さんは2階の寝室でまだ寝ていた。と、夫の母の叫び声が聞こえた。階下からだった。「起きて! 火がついたよ!!」――。驚いて飛び起きた。朦朧(もうろう)としながらも急いで服を身につけ、2歳になる娘を抱いて1階に降り、夫の母とともに家から飛び出して逃げた。


火元は隣の家だった。王さんの夫の母は自宅の門のところで洗濯をしていた。ふと気がつくと、隣の家の敷地から黒煙が立ち上っていた。「収穫したトウモロコシの葉を焼いているのかな」と思った。市郊外は農村部で、それほどは珍しくない光景だ。


とたんに轟音(ごうおん)が鳴り響いた。爆発だった。建物の壁の一部が吹き飛んだ。レンガが四散し、炎が一直線に噴出した。建物内から隣家に住む男性と妻、女の子が飛び出してきた。


近隣は騒然となった。人々が大声で叫びながら、携帯電話で消防などに通報した。村の幹部が駆けつけた。家々を回って、避難するよう呼びかけた。道路に人を立たせ、事故現場近くに車両が進入しないようにした。ほどなく消防と警察が到着し、消火活動と現場の整理を始めた。


爆発を起こしたのは襄陽市襄陽区の欧廟鎮文堖村にある、一家3人が住む住宅兼店舗。国道沿いにあり、1階部分で化学肥料など農業関連の資材を販売していた。さらに、無許可でガソリンやディーゼル油も扱っていた。建物内に大量のドラム缶を置き、推定で常時、1トンあまりの燃料を置いていたとみられている。


襄陽市当局は、非合法に燃料を販売する市内に店が289カ所あることを確認している。うち40カ所は、ディーゼル油を扱う資格しかないのに、ガソリンも販売している。残りの249カ所は、燃料類を販売する資格が全くないという。


同市安全生産監督管理局の陳啓合局長によると、大手石油会社は利益が出にくいとの理由で、農村地域に給油所を設けようとしない。一方、農村部の生活にオートバイや自動車は欠かせず、燃料は必需品だ。そのため、非合法な給油販売点がどうしても発生してしまう。


商務局の厳勇局長によると、11日に爆発が発生したのは、危険物を扱う施設や方法を持たない典型的な「非合法給油所」のひとつ。市の郊外地区に300カ所近くある「非合法給油所」は、時が来たら確実に爆発する「時限爆弾」と化している。


11日の爆発事故で、無許可の給油所を経営していた男性がやけどをして入院したが、命に別条はないという。(編集担当:如月隼人)


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Posted by 如月隼人